照ノ富士、本割、優勝決定戦で貴景勝に連勝すれば自身3度目の逆転Vだ

照ノ富士(右)が寄り切りで志摩ノ海を下した(カメラ・橘田 あかり)
照ノ富士(右)が寄り切りで志摩ノ海を下した(カメラ・橘田 あかり)

◆大相撲11月場所14日目(21日・両国国技館)

 一人大関・貴景勝が、2年ぶり2度目の優勝に王手をかけた。関脇・御嶽海を突き出して単独トップの1敗を守った。千秋楽の結びは、唯一2敗で追う小結・照ノ富士戦。勝てば大関としても2017年初場所の稀勢の里以来の賜杯となる。幕尻・志摩ノ海との2敗対決を制した照ノ富士は、本割、優勝決定戦で貴景勝に連勝し、自身3度目となる逆転Vを狙う。

 逆転Vの舞台は整った。照ノ富士は同じ2敗の志摩ノ海を迎え「思い切って当たっていこうと思っただけで、たまたま(右が)入った」。立ち合いで相手の右を差すと、執ようなおっつけにも冷静だった。「体が勝手に動いただけ」と左上手をつかまえると、渾身(こんしん)の力で寄り切った。大関昇進目安の「三役で直近3場所33勝」に向けても順調な12勝目を挙げるとともに、自力Vの可能性も残した。

 千秋楽の結びで、賜杯争いで先頭に立つ貴景勝に挑む。勝てば決定戦に持ち込める大一番。過去、大関時代の15年秋(鶴竜)、17年春場所(稀勢の里)で決定戦に臨んだが、いずれも横綱に敗れて涙をのんだ。

 大関に連勝で逆転Vを狙う元大関は「毎日、積み重ねれば結果はついてくる。とりあえず、あと一番に集中してやるだけ」と無欲。関脇以下で優勝を3度飾れば史上初。普段通りの積み重ねで、賜杯を引き寄せる。(竹内 夏紀)

 ◆千秋楽の1差逆転 本割、優勝決定戦で同じ相手を続けて倒し逆転優勝したケースは、1場所15日制が定着した1949年以降では10度。直近では2017年秋場所で横綱・日馬富士が大関・豪栄道に連勝し、11勝4敗で制した。八角理事長(元横綱・北勝海)は88年春場所で、横綱・大乃国に本割、決定戦と連敗して優勝を逃した。

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