【V1女子】PFUブルーキャッツ 開幕8連敗もトルコから帰国の石川真奈が9得点「若いうちに世界を経験したかった」

豪快にスパイクを決めるPFUの石川(中央)
豪快にスパイクを決めるPFUの石川(中央)

◆バレーボール V1女子レギュラーラウンド JT3―0PFU(21日、石川・Eプラザいしかわ)

 12位のPFUブルーキャッツは、0-3で昨季王者のJTマーヴェラスに完敗し、開幕8連敗を喫した。クイックやフェイント、バックアタックなど、相手の緩急をつけた攻撃にブロックが間に合わず、序盤から連続失点。攻撃ではJTの高いブロックに跳ね返され、試合の流れをつかむきっかけもつかめなかった。坂本将康監督(45)は「(相手ブロックでの失点に)一番、早い点の取られ方。思い切って打ちにいったのは悪いことではないが、失点になった。次の一手がなく、相手の流れを止める何かがなかった」と厳しい表情で振り返った。

 敗れはしたが、今季新加入した180センチのアウトサイドヒッター、石川真奈(23)が、初スタメンに抜てき。持ち前のパワーを武器に、オープン攻撃から次々に豪快なスパイクを打ち込んだ。JTの191センチのオポジット、ドルーズ・アンドレア(26)にも臆することなく、強打でガチンコ勝負。「練習では、チームメートのアコスタを相手にしている。しっかり狙って打てました」と石川。巧みなブロックアウトも誘うなど、この日はアタック7本と、ブロック、サービスエース各1本を決めてみせた。

 和歌山県出身で、和歌山信愛高を卒業後は東レに入団。トルコでプレー経験もある元東レの木村沙織さん(34)に憧れ、「出場機会を増やし、木村さんみたいに、若いうちに世界を経験したかった」と海外挑戦を決意。昨年10月から今年3月まで、トルコリーグ2部のTED Ankaraで活躍した。「ずっと試合に出場させてもらい、試合感覚が身についた。もっと高さで苦しむと思ったが、毎試合、しっかりと考えてプレーできました」と自信をつかんだ。今季も海外でプレーする予定だったが、コロナ禍で帰国し、誘いのあったPFUに入団を決めた。

 トルコではお金をだまし取られたり、文化の違いで苦労もあったが、心身ともに一回り強くなった。チームは苦しい状況が続くが「PFUらしく思い切ってプレーしたい。全員で力を出し切りたい」と石川。海外での経験を糧に、チームの苦境を乗り越える。

     (中田 康博)

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