業師・宇良、居反りに続き秘技がさく裂 「後ろもたれ」で9勝目「たまたまですね」

宇良(左)は東龍を後ろもたれで下す(カメラ・小泉 洋樹)
宇良(左)は東龍を後ろもたれで下す(カメラ・小泉 洋樹)

◆大相撲11月場所14日目(21日、東京・両国国技館)

 2度の右膝手術を乗り越え16場所ぶりに関取に復帰した東十両13枚目・宇良(28)=木瀬=が、西十両7枚目・東龍(33)=玉ノ井=を後ろもたれで下して9勝目。5日目(12日)の「居反り」に続き、業師の本領を発揮した。

 歓声自粛のはずの国技館が沸いた。立ち合いで低く東龍の懐に入った宇良は、左を差し相手の左脇に頭を入れる体勢。苦しく見えたがそこから一気に沈み込み、5日目以来となる大技・居反りを狙ったがかなわず、そのまま背中で相手を押し出した。

 取組後、珍しい決まり手にも「自分の思惑通りとかではなくて、結果的にそうなった。たまたまですね」と宇良。続けて、「自分が稽古で磨いてきたわけでもない。結果として誇れるものでも何でもない」と、淡々と振り返った。

 それでも館内の反応には、「なんか声が聞こえましたね…あまり覚えてないんですけど」と笑顔。今場所目標としていた勝ち越しから、また一つ白星を伸ばしたが「勝ち越して少し安心できるかなと思ったけど、最後3連敗で終わりたくなかった。別の意味で緊張はしました」と語った。

 今場所は、福岡で難病と闘う88歳の女性から贈られた化粧まわしで土俵に上がっている。場所中は連絡を取ることはないというが「今場所勝ち越すことができて、本当によかった。千秋楽を無事に終えて、報告できたらと思います」と、最後の一番へ意気込んだ。

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