川内優輝、約9年ぶりの1万mで自己記録遠く及ばず「最悪を上回る最悪。言い訳できない」

約9年ぶりの1万メートルに出場するも苦しい走りとなった川内優輝(右から2人目)
約9年ぶりの1万メートルに出場するも苦しい走りとなった川内優輝(右から2人目)

◆陸上 八王子ロングディスタンス(21日、東京・上柚木公園陸上競技場)

 昨秋のドーハ世界陸上代表の川内優輝(33)=あいおいニッセイ同和損保=が男子1万メートル第1組に出場し、30分17秒61で9着だった。1着は久保和馬(西鉄)で29分30秒95だった。川内は同種目のレースは約9年ぶりで、2010年にマークした自己記録の29分2秒33には届かなかった。

 レースは序盤からペースメーカーが1000メートルあたり2分55秒前後で刻み安定したペースで推移。川内は先頭集団で展開し、5000メートルを14分35秒前後で通過したが「もうその手前から余裕はありませんでした」と失速。険しい表情で粘りの走りを見せたが、時折吹き付ける風と気温23度(手元)の暑さにも苦しんだ。

 コロナ禍でロードレースが次々と延期や中止となる中、北海道などの寒冷地や高地で合宿を敢行。スピード強化に着手し、秋以降はトラックレースで速さに磨きをかけた。800メートルや1500メートルといった中距離種目にも出場し、自らを追い込んできたが「もう少し結果を出したかった。(収穫は)ないですね」と振り返った。

 12月には福岡国際(6日)と防府(20日)の2つのマラソンに出場予定。「ここから2週間、色々変えないといけない」。新たな取り組みが実らず、うなだれる百戦錬磨のプロランナー。「最悪を上回る最悪です。本当にだめ。言い訳できません」と苦々しい表情で引き上げた。

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