【巨人】菅野智之「自分の仕事をしっかりするだけ」…千賀滉大と初の投げ合い

スポーツ報知
キャッチボールで調整する菅野(カメラ・渡辺 了文)

 日本シリーズ(S)は全試合で予告先発が実施されることが決まり、第1戦の先発は巨人が菅野智之投手(31)、ソフトバンクは千賀滉大投手(27)と発表された。両投手は真剣勝負の舞台では初めての投げ合いとなる。

 菅野は穏やかな表情とは裏腹に、強い気持ちを口にした。

 「(初戦は)僕以外いないでしょ。自分の仕事をしっかりするだけ。京セラは悪いイメージはない【注】。最少失点で長いイニングを目指して投げます」

 昨年は腰痛の影響もあり、日本Sは第4戦に先発した。今年は開幕投手から13連勝し、けがなく1年投げ抜いた。満を持してリベンジ試合の先陣を切る。強力打線に対して特に警戒するのは周東だ。

 「周東選手を塁に出さない、中軸につながないことが一番。走ってこなくても盗塁を警戒しながら中軸と勝負するのはなかなかリスキー。ランナーなしで中軸に回ってきたり、ソロホームランいいよっていうぐらい割り切った勝負ができれば」

 今シリーズは全試合DH制。初戦はセのホームゲームだが、菅野はもちろん打席には立たない。

 「監督も不利有利、損得ではないと言っていた。千賀の投球を打席で見てみたかったなという気持ちもあった。決まった以上は、向こうの土俵ではあるかもしれないが、監督もよく言うように、胸を突き合わせた状態でしっかりとした勝負ができれば」

 相手先発の千賀は「特別な存在」だという。17年WBCで2本柱として日の丸を背負い、19年のオープン戦では圧巻の投げ合いを披露。今年の1月はフォーム改造のきっかけとなった鴻江(こうのえ)スポーツアカデミーで共にトレーニングをした。公式戦での投げ合いは初めてとなる。

 「同じピッチャーとして尊敬できる投手は日本でも少ないと思う。そういった意味ではこの上ない対戦。僕たちは挑戦者なので千賀くんに挑戦したいですね」

 自身初頂点へ この日は、京セラDでキャッチボールなどを行った。球界を代表する絶対的エースでも、自身の球歴では一度も日本一の称号を手にしていない。

 「去年負けた時からチームとして相当な覚悟を持ってここまで来た。選手一人一人が日本一に飢えている。僕も人生で一回も日本一になったことないので、そういう気持ちを強く持ってやりたい」

 チーム8年ぶりの頂点を目指し、まずは1つ目の白星をつかんでみせる。(玉寄 穂波)

 【注】菅野はこれまでに京セラDで計4試合に先発し1勝1敗、防御率0・93。

 ◆「プライドがある」菅野に聞く

 ―ソフトバンク打線をどう攻略するか。

 「強いことは間違いない。でも、僕たちにもプライドがある。僕も120試合のシーズンをしっかり戦ってきた」

 ―京セラDの印象は。

 「悪いイメージではない。ホームランが出やすい印象もある。ホームランを打つバッターはたくさんいるので、長打を警戒していきたい」

 ―リリーフへの期待。

 「今年はシーズン前半からずっとフル回転で頑張ってくれた。高梨や新しく加入した選手もすごく力になった。宮本さんが投手陣を管理してくれている。すごく力強いですし、心強い。日本シリーズはピッチャーが頑張ったって言ってもらえるように、宮本さんを胴上げしたいとみんな思っています」

 ◆菅野と千賀の投げ合い(19年3月14日、オープン戦・ヤフオクD) 19年シーズンの開幕投手を担う菅野と千賀が先発。菅野は「初回からすごい球を投げていたし、負けられない」と、千賀に触発され5回まで完全投球。6回に内野安打2本で無死二、三塁のピンチとしたが甲斐、上林、今宮を抑え6回68球2安打無失点。千賀も7回2死まで完全投球で、7回88球1安打無失点と完璧な内容だった。

 ◆菅野の千賀との合宿 今年1月に福岡・久留米市で「鴻江スポーツアカデミー」の合宿にソフトボール女子日本代表の上野由岐子らも参加して行われた。主宰する鴻江寿治氏は人体のバランス、骨格などから「うで体(猫背タイプ)」「あし体(反り腰タイプ)」の2種類に判別。菅野は「うで体」で、力を効率よく出せる新フォームを助言された。上野とは初対面で、千賀と自主トレを行うのも初。千賀は1年目の11年オフから合宿に参加していた。

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