吉永小百合「どうぞお力を私たちに、見守ってください」…“二人三脚”で新境地切り開いた東映グループ会長・岡田裕介さん死去

岡田裕介さんの最後のプロデュース作となった映画「いのちの停車場」の一場面
岡田裕介さんの最後のプロデュース作となった映画「いのちの停車場」の一場面

 俳優、プロデューサーとしても活躍した東映グループ会長の岡田裕介(おかだ・ゆうすけ、本名・剛=つよし)さんが18日午後10時58分、急性大動脈解離のため、東京都内の病院で死去した。71歳。同社が20日、発表した。吉永小百合(75)作品の製作をライフワークとしたほか、日本映画製作者連盟(映連)会長として映画産業の発展に尽力し、映画界のドンとも呼ばれた。

  • コメントを発表した吉永小百合
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 吉永が最も信頼した映画人が、この世を去った。突然の訃報に吉永は「信じられないことです。お疲れがたまっていらしたのですね。これから映画の完成まで、どうぞお力を私たちに与えてください。見守ってください」とコメントを寄せた。関係者によると、相当なショックを受けているという。

 吉永と岡田さんは“二人三脚”のようにして、東映作品の新境地を切り開いてきた。80年、吉永と高倉健さん(享年83)が初共演した「動乱」(森谷司郎監督)を岡田さんが手掛けたことに始まる。吉永が初めて汚れ役を演じた84年の「天国の駅 HEAVEN STATION」(出目昌伸監督)では企画を担当。05年の「北の零年」では製作総指揮を務め、若手だった行定勲監督(52)を、社運をかけた大作に抜てき。興行収入27億円のヒットを記録した。

 来年公開予定の「いのちの停車場」(成島出監督)でも製作総指揮を担当。コロナ禍での撮影だけでなく、9月には出演の伊勢谷友介被告(44)が大麻取締法違反(所持)で逮捕されるトラブルもあった。さまざまな考えをくみ取りながら、伊勢谷被告の出演シーンを残す最終的なジャッジを下したのは岡田会長だった。

 映画のキャンペーンが始まれば、宣伝活動でも指揮を執り、誰よりも盛り上げようとした。「いのち―」の撮影が終わり、完成まで、もう少しというところでの旅立ち。事実上の扇の要をなくし、同作に携わるメンバーは途方に暮れる状態に陥るのは必至だろう。しかし、しっかり完成させ、ヒットさせることが岡田さんへの何よりのはなむけとなる。

岡田裕介さんの最後のプロデュース作となった映画「いのちの停車場」の一場面
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