“宮城のドクターK”佐藤柳之介、富士大頂上目指す「目標はプロ入り」

富士大に合格した東陵・佐藤(カメラ・有吉 広紀)
富士大に合格した東陵・佐藤(カメラ・有吉 広紀)

 北東北大学野球の強豪・富士大に、東陵(宮城)のエース左腕で今夏県大会4強の佐藤柳之介投手(3年)、一関学院(岩手)で今夏県大会優勝に貢献した佐々木大輔、瀬川颯太両外野手(ともに3年)が合格したことが20日、わかった。2014年春~18年秋に10連覇を達成し、今秋もリーグ戦で優勝したチームで、持ち味をさらに磨いて戦力になる。

 “宮城のドクターK”が、大学4年間は岩手で成長する。この日合格発表があり、富士大進学が決まった東陵・佐藤は「自分の目標はプロ入り。多くのプロ野球選手を輩出していて、(プロに)一番近い環境やレベルでやれると思った」と話した。今夏の県大会は初戦の2回戦から準決勝の途中まで、33回連続無失点。投球回数(34回2/3)を上回る41奪三振で4強入りに貢献した。

 右打者の内角を強気に突く最速142キロの直球が武器だが、「直球に頼ることが多かった。質や伸びを磨きながら、信用できる変化球があったほうがいい」と佐藤。現在使っている変化球の精度向上へ、チームメートや指導者以外からもどん欲に意見を聞いた。

 今夏の県大会後、中学校の同級生が仙台育英にいる関係で、同校のエースで同じ左腕の向坂優太郎投手(3年)と一緒に練習する機会を持った。「(向坂は)自分より上の投手。いいところは対戦相手でも後輩でもどんどん吸収したい」。スライダーの握りを教わり、自分流にアレンジして習得に努めている。

 2年秋から背番号1を背負い、東陵・千葉亮輔監督(49)からは「チームを勝たせる投手になれ」と言われており、「(今夏県4強で)少しは結果として出せたかな。大学でも貫いていきたい」と意気込んだ佐藤。直球も変化球もさらにスケールアップし、大学では“北東北のドクターK”となってチームを勝利に導いていく。(有吉 広紀)

 ◆富士大出身のプロ野球選手 これまで9人の選手を送り出し、現在7人の現役選手がプレーしている。ともに日本代表経験者の西武・山川穂高内野手(28)、西武・外崎修汰内野手(27)が代表格。他には広島・中村恭平投手(31)、西武・多和田真三郎投手(27)、阪神・小野泰己投手(26)、楽天・鈴木翔天(そら)投手(24)、西武・佐藤龍世内野手(23)がいる。

 ◆佐藤 柳之介(さとう・りゅうのすけ) 2002年11月1日、宮城・七ケ浜町生まれ。18歳。小3で野球を始める。向洋中では七ケ浜シニアに所属。東陵では2年秋から背番号1。180センチ、83キロ。左投左打。家族は両親と弟。血液型O。

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