【日本シリーズを占う】川相昌弘氏は巨人4勝3敗1分けと予想…初戦菅野で勝てばいける

スポーツ報知
菅野智之

 2020年の日本シリーズを制するのはリベンジに燃える巨人か、4連覇を狙うソフトバンクか。スポーツ報知では金村義明氏、川相昌弘氏、高橋由伸氏の評論陣が勝敗を予想。独自目線で戦力分析を行い、巨人2票、ソフトバンク1票と分かれた。

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 巨人が0勝4敗だった昨年との最大の違いは、菅野が初戦から投げられることだ。故障していた昨年は第4戦に投げるのがやっとだった。初戦で千賀とのエース対決に勝てばチャンス。菅野が先発する2試合で勝利すれば、残り2勝でいい。理想は、日本一を決める試合でリリーフして、菅野が2勝1セーブ。それなら、菅野が投げない試合で1勝すればいい。

 ソフトバンクは強い。ただ、死角がないとは思わない。遊撃手の今宮を故障で欠き、レフトを守る時のグラシアルの守備に不安がある。ソフトバンクの走力が注目されるが、巨人も吉川尚、松原の1、2番や増田大がいて、坂本、丸も隙を突く走塁ができる。弱点を見逃さない走塁で流れを引き寄せる可能性がある。

 今年は新型コロナで世の中が沈み、プロ野球も試合数が縮小された。最後の日本シリーズは3勝3敗で決戦、という熱い展開で、ファンに明るい話題を提供してほしい。激しい接戦で引き分けになるゲームがあるかもしれない。そうなれば、もっとおもしろい。そんな期待も込めながら、菅野2勝の条件で巨人の4勝3敗1分けと予想する。(スポーツ報知評論家)

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