【日本シリーズを占う】金村義明氏、ソフトバンク４勝２敗と予想…柳田が絶好調、１番・周東が覚醒

　２０２０年の日本シリーズを制するのはリベンジに燃える巨人か、４連覇を狙うソフトバンクか。スポーツ報知では金村義明氏、川相昌弘氏、高橋由伸氏の評論陣が勝敗を予想。独自目線で戦力分析を行い、巨人２票、ソフトバンク１票と分かれた。

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　ソフトバンクは４連勝を飾った１年前のシリーズより数段強くなっている。昨年はシリーズ２位からの下克上だったが、今年はペナントレースをぶっちぎっての優勝。柳田も体調が万全で、左膝裏を痛めていた昨季とは別人のように絶好調をキープしている。足のスペシャリストだった周東も１番打者として覚醒した。

　巨人の本拠地・東京ドームが使えず、京セラＤが１、２、６、７戦の舞台となることも、ソフトバンクに有利に働くだろう。オリックス相手に京セラＤで勝ちまくっており、今季の勝率８割１分８厘は、本拠地・ペイペイＤの６割７分８厘を上回っている。さらに全戦、ＤＨ制が採用されることも追い風だ。ますます普段通りの野球ができる。ＤＨ専門のデスパイネが外野を守れば、守備でほころびが生じる可能性があった。

　２戦目の先発が予想された東浜が登録メンバーから外れたが、他にも力のある先発投手がそろっており影響は少ない。モイネロ、岩崎らリリーフ陣も強烈で、接戦になってもソフトバンクに分がある。巨人はエース・菅野と原監督の采配が頼りだ。（スポーツ報知評論家）