メッツのカノ二塁手、2度目の禁止薬物使用違反で来季は全試合出場停止…来季年俸25億円がダルビッシュ獲得への補強費に回るのか

ロビンソン・カノ内野手(AP)
ロビンソン・カノ内野手(AP)

 米大リーグ機構は18日(日本時間19日)、メッツのロビンソン・カノ内野手(38)に、禁止薬物の不正使用で1年間の出場停止処分を下したと発表した。

 機構の発表によると、同選手は使用が禁止されているパフォーマンス向上薬(PED)で陽性反応を示した。来季の年俸2400万ドル(約25億円)は支払われない。処分は来季の開幕戦から行使される。

 同選手はマリナーズ時代に遡る2018年に、薬物反応を隠蔽すると言われる禁止利尿剤で陽性反応を示し、80試合の出場停止処分を受けていた。当時は、母国ドミニカ共和国で処方された薬を、禁止薬物とは知らずに間違って使用したと弁解。同年末に5対2の交換トレードでメッツに移籍。処分明けの2019年は打率2割5分6厘、13本塁打に留まったが、新型コロナウイルス感染拡大で60試合の短縮日程となった今季は、規定打席不足ながら打率3割1分6厘、10本塁打と復活を印象づけていた矢先だった。

 オールスター戦8度選出のスーパースターが2年も経たずに、出場停止処分を受ける結果となった。

 メッツのアルダーソン社長は「とてもがっかりしている。ファンや球界にとっても残念な結果となった。我々は大リーグの不正薬物使用撲滅を全面的に支援します」と声明を発表した。

 メッツは球団を買収した大富豪コーエン氏が新オーナーに就任。今オフは、積極的な補強を進めると報じられており、来季支払わなくて済むカノ資金が、報じれれているカブスと3年契約を残すダルビッシュ有投手ら獲得への、補強資金に回るのではともみられる。

 不正薬物撲滅を目指す大リーグは、1度目の違反で80試合、2度目の違反で162試合の出場停止処分、3度目は永久追放と処分を厳格化しており、ポストシーズン出場もできない。カノは、大リーグ在籍16年で通算打率3割3厘、2624安打、571二塁打、334本塁打で野球殿堂入りの可能性も十分にあったエリート二塁手としての実績に大きな汚点となった。

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