IOC・バッハ会長の五輪開催確信発言に違和感 止まらないコロナ 国民が納得する材料を…記者の目

合同事務折衝後、記者会見に臨む東京五輪・パラリンピック組織委の森喜朗会長(右)とIOCのコーツ調整委員長(代表撮影)
合同事務折衝後、記者会見に臨む東京五輪・パラリンピック組織委の森喜朗会長(右)とIOCのコーツ調整委員長(代表撮影)

 IOC・バッハ会長は、来年の五輪開催に確信を持ったと発言したが、違和感が残った。特に新型コロナ対策として、ワクチン接種を選手に推奨した点だ。ある五輪組織委員会理事は「完成もしてないのにワクチンが五輪開催の問題を全て解決するような言い方はおかしい」と話した。安全は担保されるのか、副作用はないのか、ドーピング違反は大丈夫なのか、これらの不安を抱えて選手たちが、すぐに接種するということにはならないのではないか。日本は、4月に緊急事態宣言が出された時よりも、感染の状況は悪くなっている。米国、欧州、世界中を見渡しても、収束どころか、感染拡大が止まらない。本番まであと8か月で、選手たちの多くが実戦はおろか、練習も十分にできない状況だ。これで、フェアな大会が開けるのか。バッハ会長や菅首相は前のめりに開催すると話すが、日本国民が納得できる材料を示さない限り、五輪の成功はないと感じる。(久浦 真一)

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