【ヒルマニア】70周年のセ・リーグ歴代ベストナイン…ONに坂本勇人も

スポーツ報知
セ・リーグ歴代ベストナイン

 「JERAセ・リーグ」は2020年シーズンを終了。報知新聞(スポーツ報知)発刊5万号を記念し、「ヒルマニア」でおなじみの蛭間豊章記者が、70周年を迎えたセ・リーグの歴代ベストナインを選出した。

 【投手】先発は左右別に選び救援と計3人を選んだ。左腕は通算400勝を始め多くのプロ野球記録を保持する金田正一で異論はないだろう。今年、中日の大野雄大が45イニング連続無失点で話題になったが、金田は1958年に64回1/3連続無失点のNPB記録を樹立しており、改めてすごさを思い知らせた。

 右腕は阪神のエース、村山実。セ・リーグだけで通算207勝の別所毅彦、203勝の堀内恒夫らがいるものの、1970年の0・98、通算2・09の防御率はともにセ・リーグ記録を保持している村山は外せない。

 救援投手はNPB記録の1002試合の登板、そして最多の407セーブをマークした岩瀬仁紀を選ぶ。中日黄金時代を支えた左腕だ。佐々木主浩は横浜で通算252セーブ。メジャー4年間で129セーブを挙げた右腕だったが、もし日本に居続けたらセーブ数が400を超えていたかもしれない。

 【捕手】NPB記録、通算3021試合出場&捕手出場の“世界記録”2963試合を持つ谷繁元信も捨てがたいが、首位打者や4打数連続本塁打もマーク、NPB最高の盗塁阻止率の記録も持つ古田敦也に軍配を上げる。セ・リーグ最多のベストナイン9回だけでなく、ゴールデン・グラブ賞も6回と10回と古田が上回る。リード面では巨人の9連覇を導いた森昌彦らもいるが、打撃面で物足りない。古田に続く捕手として打撃も重視して、原巨人をけん引した阿部慎之助。こちらも9回のベストナインを受賞している。

 【一塁手】セ・リーグのみならずNPBを代表する選手を一人挙げるとすれば王貞治だろう。2度の3冠王を含め13年連続本塁打王で通算868本塁打、追随する一塁手も見当たらない。一方Bチームを選ぶのは難しい。王に次いで一塁で1592試合を守った松原誠、1547試合の駒田徳広らは中距離ヒッター。ここは一塁ではセ・リーグで1034試合に出場し、中日で各2度の本塁打王と打点王を獲得。ベストナインも3度受賞した落合博満を挙げよう。

 【二塁手】通算2179試合の二塁手出場記録を持つ高木守道。ベストナイン回数7度も千葉茂(セ・リーグで4度)と並んでNPB最多だ。盗塁王3度だけでなく、プロ入り初打席アーチや4打数連続本塁打などをマークした三拍子そろった選手だった。Bチームに関しては2度の首位打者の篠塚和典。通算打率も3割をマークしていた。今回のオールスターチーム選出の規定(実働10年)には満たないが、3度のトリプルスリーの山田哲人や、名手の菊池涼介らが控えている。

 【三塁手】一塁の王貞治と同様、このポジションも長嶋茂雄で決まりだ。レギュラーシーズン6度の首位打者というだけでなく、日本シリーズ4度のMVPに代表するように、大舞台でも200打席以上では最高の3割4分3厘、オールスター戦でも150打席以上で最高の3割1分3厘を残した。Bチームには3度の本塁打王に輝いた掛布雅之と2度の村田修一の争いだが、ベストナイン回数も7回対4回で掛布がともに上回っている。

 【遊撃手】ここまで往年の名選手が占めていたが、遊撃手には11月8日に31歳10か月、史上2番目の若さで通算2000安打を達成した坂本勇人を推したい。坂本の遊撃手としての出場数は来年4月にもNPBのトップに立つ。多くの遊撃手が晩年他のポジションにコンバートされるが、31歳の坂本にはまだまだこのポジションで安打数を伸ばしてほしい。Bチームには石井琢朗、鳥谷敬、高橋慶彦らもいるが、遊撃手ではNPB最多9度のベストナインを誇る吉田義男を据える。

 【外野手】大物ぞろいの中で選出するのは難しいが、私は山本浩二、若松勉、松井秀喜を据える。山本は4度の本塁打王で通算536本塁打を放ち、それぞれ10度のベストナインとダイヤモンドグラブ賞選出はともにセ・リーグ外野手NO1。守備機会や補殺などもリーグ最多と、強打が注目されているが中堅守備でも群を抜いていた。次いで多い9度ベストナインになっているのが身長168センチの小さな大打者・若松。通算打率3割1分9厘は6000打席以上で史上最高。サヨナラアーチも8本打つなど勝負強さも兼ね備えていた。3番手としては1492試合連続フルイニング出場で強打も兼ね備えている金本知憲がいるが、わずか10年で332本塁打を放った松井を選んだ。Bチームは金本に通算打率3割2厘の前田智徳、そしてバランス的に右打者が欲しいので、2年連続首位打者を獲得して王の3冠王を2度阻止した江藤慎一を選ぶ。

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