【五輪の花】トップ選手の面白“職業病”とは…一般人では気づかない視点やクセ 

体操・内村航平
体操・内村航平

 アスリートには一般人には目がいかないような他人の動きが気になったり、驚くような体のクセがあるようだ。特に体操競技の選手は、我々には到底できそうにない異次元の技をやっているだけあって、日常生活での視点やクセも独特。内村航平(31)=リンガーハット=はかつて、「駅のホームでみんな電車を待ってるじゃないですか。(体操で重要な)膝と膝がくっついてないなとか(笑い)。そういう目で見ちゃったりするんですよね」と明かしていた。

 クセで言えば、トランポリン女子で東京五輪代表の森ひかる(21)=金沢学院大ク=は「ジェットコースターに乗った時に、逆さまになると下を見ちゃう」と、思わず“着地点”を探すという。絶叫マシンに乗っても冷静だ。森いわく「(体操女子の)寺本明日香ちゃんも言ってたんです」。種目は違えど、同じ体操競技では共通する感覚があるのかもしれない。

 多くの体操女子選手で共通するクセもある。18年世界選手権個人総合銀メダリストの村上茉愛(まい、24)=日体ク=は、「つま先を丸める。授業中でも上履きを脱いで、つま先を丸めて柔軟したりとかする」という。

 演技ではつま先まで神経を研ぎ澄ませるためのこの動作は、日本体操界で史上初の姉妹五輪を目指す畠田瞳(20)、千愛(ちあき、16)=ともにセントラルスポーツ=も同じことを言っていた。「授業中に上履きを脱いで、上履きの上でつま先の柔軟していたり、上履きの上でつま先立ちしていたり、自然となる」(千愛)、「座っている時は基本的に、つま先(を曲げて)の柔軟はよくする」(瞳)。普通なら痛く感じそうだが、体操選手にとっては落ち着くそう。極めていくと、一般と違った感覚が研ぎ澄まされ、おもしろい“職業病”があるようだ。

 ◆小林 玲花(こばやし・れいか)サッカー「ドーハの悲劇」と同じ1993年10月28日、福井市生まれ。27歳。小学3年から高校3年までバスケットボール部。2016年入社。バスケットボール、体操、スポーツクライミングなどを担当。

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