【Tリーグ】データ解析で「卓球を科学する」最新技術で新たな魅力…3季目17日開幕

Tリーグ3季目のキービジュアル(Tリーグ提供)
Tリーグ3季目のキービジュアル(Tリーグ提供)
打球回転成分の分析
打球回転成分の分析
サーブの落球地点の解析
サーブの落球地点の解析

 卓球「Tリーグ」3季目は17日に開幕。年内は無観客となり、力を入れるのが映像配信だ。男女開幕戦ではNTTドコモ、NTTぷららと共同で会場に仮設アンテナを設置し、国内プロスポーツで初めて5Gを活用したライブ配信を行う。「卓球を科学する」という新たな取り組みにも挑戦。打球の速度、回転数や軸、着弾点を解析し、ひかりTVなどでの中継で表示する。

 昨年までプロ野球・巨人にもシステムを提供したIT企業のネクストベースが解析を手がける。卓球で世界初とされるリアルタイムボールトラッキングシステムを開発。3台の高速カメラで3方向から撮影し、毎秒150コマに分割。数秒で1ラリーの解析が完了する。昨季も一部の試合で計測していたが、担当者は「それを描画まではしていなかった。今季は踏み込んでデータを可視化したい」と意気込む。

 データはさまざまな角度から集計されるが、開幕戦はサーブに焦点を当てる。選手やゲームごとに回転量や方向、着弾点、得点に結びついたかを表示し、「同じコースでも回転数や回転軸を変えて相手を揺さぶっていた」など、戦術の理解の手助けとなることが期待される。コロナ禍での無観客が、最新技術で卓球の新たな魅力を引き出すきっかけになるかもれない。(林 直史)

 ◆ネクストベース 14年6月設立。本社・東京。野球のデータ解析が主力事業で、高性能弾道測定器「トラックマン」が算出したボールの回転数など膨大なデータを独自解析し、数値化したシステムを開発。これまで巨人や阪神などに提供し、今季も中日や日本人メジャーリーガーをサポートする。

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