21年東京五輪男子50キロ競歩代表に内定している川野将虎(東洋大)が14日、千葉・印西市内で行われた順大記録会後に取材に応じ、箱根駅伝に臨む仲間への思いを語った。
東洋大は、長距離ブロックと競歩ブロックが練習拠点をともにし、互いに刺激しあって力を伸ばしている。川野は昨秋に50キロ競歩日本記録を樹立し、東京五輪内定済み。「一緒にやってきた4年生が、最後の箱根駅伝になる。自分ができることは、どんどんやりたい。今まで(試合帯同などで)サポートしてもらった分、恩返しをしたい」と思いを込めた。
川野は、20年大会で復路8区で給水係を務め、前田義弘(当時1年)に“力水”をつけた。前田は区間6位の力走を見せている。今年度の東洋大は、前回総合10位からの逆襲を期して力を磨いてきた。本大会まで残り1か月半。川野は「箱根ではサポートに回りつつ、刺激を与えられるような取り組みをしたい」と誓っていた。