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少頭数精鋭(美浦)

 こんにちは、坂本です。今週は福島記念の取材で福島へ行きますが、もうあっという間に最終週なんですね。

 さて秋と言えば「読書の秋」ですから、私も競馬関連の書籍をめくる毎日です。そこで最近面白かったのは、古本で見つけた野平祐二著「馬の背で口笛ふいて」(NTT出版)でした。1994年に出版されたもので、名手であり名伯楽の半生がつづられているのですが、生い立ちから騎手になるまでの話は興味深い内容でした。特に戦時下での自身の苦労や競馬開催の様子は、「なるほど」と思わずにはいられません。年表からだけでは感じ取れない当時の“空気”に触れる思いで、すっかり引き込まれてしまいました。今はコロナ禍にありますが、改めて平和な日常の尊さを見つめさせられるのでありました。

 それでは今週の新馬戦の話題からいきましょう。秋の東京も終盤戦とあって、評判馬が続々とデビューしていますが、11月14日の新馬戦(芝1800M)は粒ぞろいと言えるでしょう。7頭立てという少頭数ですが、16年のNHKマイルCを勝ったメジャーエンブレムの初子の【プレミアエンブレム(牝、父ルーラーシップ、母メジャーエンブレム)】、そして06年の桜花賞馬キストゥヘヴンの子の【タイムトゥヘヴン(牡、父ロードカナロア)】と注目の良血馬がそろっています。どちらも調教の動きが良く、初戦から態勢は整っていると言えます。でもここでイチ押ししたいのは、加藤征厩舎の【アンダープロット(牡、父ハーツクライ、母マチカネタマカズラ)】ですね。母は今や懐かしのマチカネ軍団で、06年のクイーンCで3着に好走していました。2週連続で追い切りに騎乗したMデムーロ騎手が「真面目な馬。追うごとに良くなり、調教ではしっかりと動けている」と言えば、加藤征調教師も「動きはいい。切れがありそう」と好感触。いずれにせよ楽しみな一戦ですね。

 そして今週の美浦の取材からは、京王杯2歳Sで5着だった【リフレイム(牝、父American Pharoah)】について。デビュー前から当ブログでも注目して、新潟での新馬戦は直線で外ラチ沿いを走って勝つという規格外の走りで話題を呼んだ馬。初戦の後は厩舎と牧場が一体となって立て直し、2戦目は切れ味抜群の末脚で勝ちました。秘める底力から重賞でも1番人気に支持されましたが、直線で弾けきれませんでした。黒岩調教師によりますと「ゲート入りを嫌がったり、レースに向けて後ろ向きなところがあった。中1週が馬にとって、しんどい状況だったのかもしれない。本来なら馬群を割る力はあると思うし、いい経験にはなった」と、課題と収穫を口にしていました。今後は北海道の山口ステーブルに放牧に出されてリフレッシュして、年明けのクイーンC(2月13日、東京)を目指すとのことです。いずれにせよ引き続き目が離せない1頭です。

 また先週の勝ち馬では、デビュー2連勝で百日草特別を制した【エフフォーリア(牡、父エピファネイア、母ケイティーズハート)】がお見事でした。鹿戸調教師は「強かったね」と声を弾ませていましたが、11月12日に放牧に出されており、次走はどこに行くのか楽しみです。粗削りな走りっぷりは、まだまだ伸びしろ感じさせますからね。また1頭、関東から重賞戦線に名乗り挙げる2歳馬が出てきたことはうれしいです。

 それでは続いてPOG情報へ。今週は久しぶりに畠山厩舎です。新馬の【ペルセウステソーロ(牡、父Speightstown、母January Jones)】は、11月23日の東京新馬戦(芝1400M)に三浦騎手でデビュー予定です。調教の動きはまずまずで、畠山調教師は「坂路で時計を順調に詰めている。血統的に短いところが良さそうで、自分から前に前に、となっている」と評価しています。気性面からも初戦向きで要マークですね。同じく新馬の【ペガサステソーロ(牡、父アドマイヤムーン、母ルンバブギー)】は、「本数を重ねていって」かたデビュー時期を見定めるそうです。【ウインチェレステ(牡、父ドゥラメンテ、母コスモチェーロ)】は、今週のエリザベス女王杯に出走するウインマリリンの半弟です。馬体重480キロくらいあるそうで、「ひと追いごとに動きは良くなってきて、芝の距離のあるところがいいと思う。見栄えがするし、走ってきそうな雰囲気はある」と楽しみなコメントが聞けました。11月29日の東京新馬戦(芝1800M)に横山武騎手でデビュー予定です。【マイネルオラトリオ(牡、父ジャスタウェイ、母グリューネワルト)】は、半姉に葵Sなどオープン3勝を挙げているディアンドル(父ルーラーシップ)がいる血統で、こちらも東京開催中のデビューが視野に入ってきそうです。「これも距離がある程度あった方が良さそう」と、畠山師はみています。そして母も手がけた【ベアーズブリーチ(牝、父ロードカナロア、母アカンサス)】は、11月4日にゲート試験を合格。今後については「馬はゆったりしていて、すぐ競馬という感じではない。山元トレセンに戻して、もっと乗り込んでもらいます」と、体力強化に努めるようです。11月6日にゲート試験に合格した【ハイライフ(牝、父バトルプラン、母ルシアンネイル)】は、年内の中山デビューを目指して、ここから調整を進めていくそうです。

 それでは今日のところはこのへんで。

競馬

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