重量挙げ・三宅宏実 落ち込むより、もっとやることがある…リレーコラム

スポーツ報知
三宅宏実

 国際連盟(IWF)のドーピング隠蔽(いんぺい)や選挙不正の問題で、24年パリ五輪から競技が除外される危機を迎えています。パリ五輪の時がピークの選手もいるでしょうし、今の子供たちにとっても五輪は夢なので、なくなると競技人口が減るリスクもある。アスリート委員にも就任しましたが、一選手として存続を願うことしかできず力のなさも痛感します。世界の横のつながりで、何とか良い組織を再構築していってほしいと思います。

 さて、コロナ禍を経て国内では12月の全日本選手権(新潟・津南町)から大会が再開されます。私は9月に腰を痛め、1か月ほど本格的な練習を休みましたが、徐々に再開してきたところです。元々のヘルニアと、骨にも炎症を起こしている部分があり、休んでいる間は下半身など影響の少ない箇所を鍛えていました。全日本は直前まで状態を見極めて、無理せず出場を判断したいと思っています。

 今回は正直、びっくりするくらい落ち込みました。腰のけがは多いですけど、メンタルが沈みすぎて、気力が湧かない感じになってしまった。ただ、診断を受けたら思った以上に炎症が多かったので、逆に落ち込んでいる場合じゃない、もっとやることあるだろ!と吹っ切れましたね。回復に時間がかかりそうだから、悩んでいる場合ではないというか。そこからは急に気持ちが立て直せましたね。周りの方も励ましてくれますし。今年の残り期間をどう過ごすかが大事ですね。

 昨今は、YouTubeでオリエンタルラジオの中田敦彦さんが配信している日本史解説のチャンネルをよく見ています。古事記の話が面白いな、と感じて。神話の世界は頭の中でいろいろ想像できるから楽しいんですよね。源氏物語の光源氏もこんなにプレーボーイな方なのか…と。大人になった今だからこそ、学生時代にもう少し歴史をちゃんと勉強しておけばよかったな、と思いますね。競技でも大切な時期が続きますが、良い息抜きになっています。

 ◆三宅 宏実(みやけ・ひろみ)1985年11月18日、埼玉・新座市生まれ。34歳。初出場の2004年アテネ五輪女子48キロ級9位。12年ロンドン同級で銀、16年リオ五輪同級で銅。父・義行さんは68年メキシコ市五輪フェザー級銅メダル、伯父・義信さんは64年東京、メキシコ市両五輪でフェザー級金メダル。147センチ。

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