【メディカルNOW】新型コロナ 冬は感染拡大、東京も12月以降は要注意

 国内感染が急増している。先週木曜日に全国で1000人を超え、“大台”が続いている。中でも北海道は100人超で連日のように過去最高を更新。宮城県も先月27日に過去最高の45人を確認して以来、高水準が続いている。北海道と宮城県で感染者が増えているのは気温の低下が要因と考えられている。

 新型コロナもインフルエンザも飛沫(ひまつ)=セキやクシャミのしぶき=や接触で感染する呼吸器感染症だ。日本では気温と湿度が低下する12月~3月にインフルエンザが流行することを考えると、新型コロナも冬に感染爆発する可能性がある。

 気温を指標にすると、いま感染が急増している札幌の11月上旬の平均気温が7・6度。これと同じ水準になるのは東京が12月中旬、大阪が12月下旬、福岡が1月上旬だ。何も対策を打たなければ各地域はその頃、北海道並みに感染者の急増が予想される。

 では、どんな対策が考えられるのか。▼感染急増地区は午後10時以降、飲食店やカラオケ店の営業を休止する▼それでも感染が収まらなければ大型商業施設やスポーツジムなどを休業し、イベントや10人以上の会合を自粛する▼さらに規制が必要なら、出勤や生活必需品の買い出しを除いて不要不急の外出を自粛する。

 そうした人々の行動を制限すれば感染を抑えられることは緊急事態宣言時の外出自粛などで分かっているが、経済活動を止めることに抵抗は強い。それならこうすればいい。▼感染急増地区では希望者全員にPCR検査をする。感染が拡大した東京の新宿地区で今年7~8月、集中的にPCR検査して感染者を隔離し、感染をある程度抑制した。感染が止まらない地区は大規模な集中検査で感染を抑えるといい。(医療ジャーナリスト・田中 皓)

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