【巨人】坂本勇人、中学時代は一匹狼だった…伊丹シニア時代のコーチ・田中力さん

スポーツ報知
伊丹シニア時代の勇人早くもスターの風格

 巨人・坂本勇人内野手の通算2000安打達成を記念し、坂本の恩師からサプライズメッセージが届いた。中学時代に在籍した伊丹シニアの恩師が登場。当時の思い出話に花を咲かせ、知られざるエピソードを披露した。(取材・構成=小林 圭太)

 ◆田中力さん(伊丹シニア在籍時のコーチ。坂本がチーム引退後に監督就任)

 勇人、おめでとう。直接会ったのは、10年前くらいになるかな? (当時西武の)中島選手(現巨人)たちと野球教室に来てくれたよね。この時は、原監督が言う「中島が抜群のショート」だった時だね。その時の勇人はまだ守備は評価されていなかった。

 子どもたちに中島くんが説明している時に、話を一番真剣に聞いていたのが一緒に来ていた勇人だった。周りも笑いながら「子どもたちより、勇人が一番真剣に聞いてるじゃないか」って言っていた。その時に「本当にプロの選手になったんだな」と思いましたね。

 本格的に遊撃を守り始めたのは中学の頃から。やっぱりセンスが良かったからね。今は高校野球とかでも大型遊撃手って少ない気がするけど、昔は大きな遊撃手は華だった。憧れというか、いい選手がその位置にいく。ウチとしては一番いい選手をそこにはめた。「3番・遊撃」。その一番の花形が勇人だった。

 中学の時は一匹狼だった。人とはあまり群れずに、やりたいことをとことんやる感じ。興味を示してコーチとかのところにもどんどん来ていた。だけど、面倒くさそうな練習だなと思うことには離れていった。昔から要領が良かったよ。全部やっていたら体がつぶれるからね。下級生の練習でも面白そうなことをやっていたら勇人も来る。けど、つまらなさそうと判断したら、すぐいなくなっていた(笑い)。要領の良さというのかな(笑い)。それがプロになる力だったのかもしれない。

 金沢監督に初めて会った時には「もう、即プロ行かす」って言ってました。「ええ! そんな選手?」とビックリでした。確かにいいセンスはあるけど、背が高いだけで貧弱だと思っていたので。そう思うと、プロへの道を開いた金沢監督には本当に感謝ですよね。

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