◇練習試合 浦和3(2―0、1―0)0浦和ユース 点【浦】レオナルド2、岩武◇7日、さいたま市・大原サッカー場
浦和は7日、浦和ユースと練習試合(30分×2本)を行い、FWレオナルド(23)の2ゴールなどで3―0で快勝した。
FW杉本と2トップで先発したレオナルドは、1本目の8分に先制点。22分にはDF山中の左グラウンダークロスをファーサイドで右足で合わせて2点目を決めた。終了間際には山中の左CKの流れからゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定。ハットトリックとはならなかったが、次節・14日の横浜M戦(日産ス)で9試合ぶり先発出場へ猛アピール。「今日も結果を見せることができた。コンディションは良い」と声を弾ませた。
浦和加入1年目の今季はチーム最多の11得点をマーク。それでも、最近は興梠や武藤が2トップで先発することが多く、レオナルドは直近8試合連続でスタメンを外れている。「ショックやストレスを感じている。ベンチで満足する選手はいない。メッシにベンチに座りたいか聞いたら、絶対に『NO』と言うだろう」と心境を明かした一方で、「それは監督の判断。悲しい状況だけど、今日の練習試合のように、出場したらゴール、アシスト、チャンスメイクをしっかり見せていきたい」と力を込めた。
新潟時代の昨年はJ2で得点王(28点)に輝いた。今季は「23ゴールで得点王」を目標にしてきたが、ライバルの柏FWオルンガが23点で得点ランクを独走している。「得点王も23点も難しい状況。短い時間で毎回チャンスがくるわけじゃないので、より難しい。90分プレーし続けているオルンガのほうが得点のチャンスは大きい」と分析し、「去年はオルンガと争って僕が得点王になり、今年はオルンガがなるだろう。来年はどうなるか楽しみだね」と笑った。
今季は残り7試合。チームが目標に掲げる来季ACL出場圏内の3位・名古屋と勝ち点7差の8位につけている。レオナルドは「目標であるACLの出場権に近づくために、7勝を目指して戦いたい。できるだけプレー時間を長くして、チームに貢献してACLに導きたい」。リーグ終盤戦の大爆発を誓った。