【オリックス】宮城大弥、プロ初勝利…引退試合の山崎勝己から手渡されたウィニングボール

スポーツ報知
プロ初勝利を挙げた宮城

◆パ・リーグ オリックス4―3日本ハム(6日・京セラドーム大阪)

 少し申し訳なさそうな表情で、宮城は頭を下げた。引退試合の山崎勝から手渡されたウィニングボール。20年のキャリアを締めた38歳から受け取ったプロ初勝利の証しを、ドラ1ルーキーは感謝を込めて握りしめた。

 「うれしいのと、悔しいのとあります」。第一声の通り、苦労してつかんだ3戦目での勝利だ。守備のミスも絡んで初回に2失点したが、2回以降は立ち直った。4回には3者連続三振を奪うなど、MAX147キロのストレートとスライダー、カーブを織り交ぜ7K。だが、5回に1点リードをはき出すと、117球と球数も多くなり降板した。

 白星をプレゼントしてくれたのは同期だ。同点の5回2死二塁、同じく高卒のドラフト2位ルーキーの紅林が勝ち越しの決勝打を放った。「打ってくれと思っていて、結果を出してくれたのでうれしかった」と左腕。頼れる仲間に拍手を送った。

 最大の武器は興南高時代の恩師・我喜屋監督が「普段はおとなしいが、野球になるとふてぶてしいくらい肝が太い。『琉球じじい』と呼んでた」と評する強いハート。ロッテ・佐々木朗、ヤクルト・奥川、阪神・西純ら注目ルーキーを押しのけての世代初白星だ。

 中嶋監督代行は「今までの中では一番悪かった。それでも抑えられるのは素晴らしい」と称賛した。記念球は観戦した両親に渡すという宮城は「(初勝利は挙げたけど)切り替えて、次のシーズンはすぐに投げられるようにしたい」と前を見据えた。オリックスの本拠地最終戦で来季の光が見えた。(宮崎 尚行)

 ◆宮城 大弥(みやぎ・ひろや)2001年8月25日、沖縄県出身。19歳。興南高では1年夏、2年夏に甲子園出場。U18日本代表に選出。19年ドラフト1位でオリックス入団。好きな言葉は一生百錬。171センチ、83キロ。左投左打。今季の年俸は770万円。

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