【中日】「野球の神様ありがとう!」吉見一起が引退あいさつで15年のプロ生活に別れ

1回無死、山崎晃大朗を三振に取り交代する吉見一起は、最後にプレート板に手を当てて、マウンドを後にした
1回無死、山崎晃大朗を三振に取り交代する吉見一起は、最後にプレート板に手を当てて、マウンドを後にした

◆JERAセ・リーグ 中日4―5ヤクルト=延長10回=(6日・ナゴヤドーム)

 今季限りで現役を引退する中日・吉見一起投手(36)が引退登板に臨み、初回先頭・山崎を空振り三振に斬って、15年間の現役生活にピリオドを打った。

 試合終了後に行われた引退セレモニーではOB岩瀬仁紀氏や最愛の家族から花束を受け取り、3人の子どもをぎゅっと抱きしめた。

 マイクの前で丁寧に頭を下げてから、ゆっくり話し初め吉見は「ドラゴンズ入団してたくさんの出会いがありました。プロ野球の厳しさ教えてもらった落合さん。この世界で生きる道で教えてもらった森さん。自分で考えて低く投げてこいとリードしていただいた谷繁さん。たくさんの人に支えられてここに立てている。そして何より妻と出会えたこと。わがままな僕、自分勝手な僕。僕以上に苦労があった。3人の子どもも生んでくれた。本当に感謝です。ありがとう。選手のみなさんドラゴンズは強いです。もっともっと強くなる。1日1日を大事にして後悔のないように。今年独走したジャイアンツを倒して、与田監督を男にしてください。ファンのみなさん、今日まで応援してくれてありがとうございました。恐怖感いっぱいでマウンドに上がるのは怖かった。チームの力だけでは優勝できない。これからもドラゴンズの応援をよろしくお願いします。最後になりますが、15年間幸せなプロ野球人生でした。野球の神様、ありがとう!」と締めくくった。

 ホーム最終戦では、打者1人限定で先発。シュート、スライダーの2球で追い込むと、1ボール2ストライクから全盛期をほうふつとさせる、外角低めいっぱいの138キロ直球で空振り三振に。

 竜の黄金期を支えたエースを一目見ようと、ともに自主トレに励んだソフトバンク・千賀や石川も名古屋まで駆けつけ観戦。愛知出身の千賀は、吉見の背番号「19」のユニホームを着用し、最後の雄姿を見届けた。

 最後まで晴れやかな表情だった背番号19。一時代を築いた右腕が、静かにユニホームを脱いだ。

 ◆吉見 一起(よしみ・かずき)1984年9月19日、京都・福知山市生まれ。36歳。小学2年で野球を始め、金光大阪高3年時の2002年春に甲子園出場。トヨタ自動車を経て、05年のドラフト希望枠で入団。3年目の08年に初の10勝をマークし、09年に最多勝、11年に最多勝、最優秀防御率を獲得。プロ通算222試合に登板し、90勝56敗、防御率2・94。182センチ、90キロ。右投右打。既婚。

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