コントレイルVSデアリングタクトどちらが強いのか…無敗3冠馬ジャパンCで激突

ジャパンCで無敗馬対決のデアリングタクト(左)とコントレイル
ジャパンCで無敗馬対決のデアリングタクト(左)とコントレイル
3歳牡牝無敗3冠馬比較
3歳牡牝無敗3冠馬比較

 どちらが強いのか―。無敗の3冠馬の夢の対決が実現する。今年の牡馬3冠馬、コントレイルがジャパンC・G1(29日、東京・芝2400メートル)に参戦することが5日、正式に決定。すでに同レースの出走を表明している今年の牝馬3冠馬デアリングタクトと、史上初の無敗の3冠馬対決が現実のものに。芝のG1・8勝の新記録を樹立したばかりのアーモンドアイの参戦の可能性もあり、今年のJCは間違いなく最強馬決定戦となる。

 日本競馬の夢が早くも現実になる。父ディープインパクト以来、史上3頭目の無敗3冠を成し遂げたコントレイルが新たに視線を向けたのは、別路線を歩んできた最強馬との直接対決だった。「デアリングタクトも出てくるということでファンの盛り上がり、競馬としての盛り上がりを考えても、オーナーと相談して、そういう決断に至りました」と、矢作調教師はジャパンC参戦への思いを口にした。

 この決断も3冠馬の回復力があってこそだった。3冠達成の菊花賞は2着アリストテレスと首差の接戦。直線は400メートルにわたる叩き合いが続き、「初めて全力で走ったな」と振り返るほどの死闘だった。今後のローテーションは状態を慎重に見極めたうえの判断、としていたのも当然だった。

 しかし、5日に放牧先の鳥取県の大山ヒルズを訪れると、そこには普段と変わらない愛馬の姿があった。「体の張りもいいし、完全に回復していました。回復力の早さがすごいな、と思った。カイバも食べていて、体も戻っています」。当初の青写真通り、ジャパンCへ向かう気持ちが固まった。

 3冠馬対決は5回目(最初の3回はミスターシービーVSシンボリルドルフ)になるが、牡馬と牝馬によるものは12年のジャパンC(※VTR参照)以来2回目。ただ、今回は同世代同士で、何より互いに無敗馬という、空前絶後の一戦となる。さらに、先週の天皇賞・秋で芝G1・8勝の新記録を打ち立て、今シーズンでの引退が決まっているアーモンドアイも参戦なら、最初で最後の3頭の3冠馬がそろい踏みの可能性もある。

 コントレイルは来週12日に滋賀県の栗東トレーニングセンターへ戻る予定。「少しでも嫌なところがあれば、すぐにでもやめる決断はするつもりです」と矢作師。「日本競馬の宝」と言い切る愛馬への信頼をにじませながら、「今のところは何も問題ないと思います」と力強く言い切った。さまざまな夢が広がる大一番でも、主役の座を譲るつもりはない。(山本 武志)

 ■世界が反応 無敗の“3冠馬”の対決に早々と世界が反応した。ワールドホースレーシングはツイッターで「日本の3冠馬がジャパンCで激突」と題し、どちらが勝つかのアンケート(「リツイート」ならコントレイル、「いいね」ならデアリングタクト)を展開。その注目は世界規模で広がっていきそうだ。

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