【日本ハム】育成ドラ1松本遼大「大谷さんの背中追って日本一」3年計画で支配下昇格だ

スポーツ報知
新球場がデザインされたタオルを手にする花巻東・松本

 育成からはい上がり、大谷先輩の背中を追う。日本ハムから育成ドラフト1位指名を受けた花巻東高の松本遼大投手(18)が5日、岩手・花巻市内の同校で白井康勝スカウト(51)から指名あいさつを受けた。日本ハムで二刀流として活躍し、2016年には日本一に貢献した高校OBの大谷翔平(エンゼルス)が憧れの存在。恵まれた体格から最速148キロの直球を繰り出す右腕は、3年計画で支配下昇格を目指す。

 松本は緊張感でいっぱいだった。球団として初の高校生の育成指名。白井スカウトから栗山監督直筆メッセージ付きのドラフト会議IDパスをプレゼントされても表情は硬い。「“大谷さん”は、投手としても打者としても活躍して日本一になられた。自分も背中を追って日本一になれるように貢献したい」。同じ岩手出身の英雄を追うスタートラインに立った実感が、自然と身を引き締めた。

 憧れたのは滝沢二中3年の時。「自分に似ている場面があった」。当時身長182センチの松本は、193センチの長身からNPB最速165キロ右腕の投球動画に目を奪われた。「プロ野球選手になる」と決意し、背中を追って花巻東高に進学。監督、先生に取材をかけ「読書が好きだった」と聞かされると自身も本の虫に。大谷関連の書籍は右腕のバイブルになった。

 直接会ったことは一度もない。1年冬に大谷が母校を訪問するも、水泳トレ中で対面かなわず。千載一遇の機会を逃したが、書籍中の言葉が糧になった。「人と違ったことをしたい」。球団で高卒育成選手、育成投手の支配下昇格は前例なし。白井スカウトは「必ず1軍の戦力になれる。偉大な先輩に近づけるようになって」と期待。二刀流で球界の常識を覆した先輩のように「自分も誰もやったことが出来るんじゃないか」と松本は目を輝かせる。

 投球フォームも大谷を参考にする。日本ハム入団当初使っていた色と同じアシックス社製の青いグラブを、プロ生活に向け準備中。「1年目はしっかり体作り。2年目から2軍で活躍して勝利数をあげて。3年目から1軍で投げられるように」と将来の展望も明確だ。まずは“大谷さん”と同じ1軍のマウンドを目指す。

(秦 雄太郎)

 ◆松本 遼大(まつもと・りょうだい)2002年5月17日、岩手・滝沢市生まれ。18歳。滝沢二小5年から巣子野球スポーツ少年団で野球を始め、滝沢二中では軟式野球部に所属。花巻東高では1年秋からベンチ入り。3年夏の岩手代替大会は背番号18で、準決勝の盛岡大付戦のみ登板し2回無失点。188センチ、96キロ。右投右打。家族は両親と姉2人。憧れの選手は菊池雄星(マリナーズ)、大谷翔平(エンゼルス)。

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