【巨人】育成ドラ4・木下幹也が学んだジャイアンツアカデミーとは…現在は西村健太朗氏らがコーチ

スポーツ報知
始球式を務めたジャイアンツジュニアの木下幹也(15年7月17日=東京ドーム)

 横浜高の木下幹也投手(18)が巨人から育成ドラフト4位で指名された。

 最速152キロの速球とスプリット、ツーシームを操る大型右腕。ジャイアンツアカデミー出身として、初の巨人指名選手となった。

 ジャイアンツアカデミーは06年に開校した球団の子ども向け野球スクールで、対象は幼児から小学生。新宿西戸山、文京後楽園、足立上沼田東、港麻布、豊島総合体育場、稲城若葉台、江東小松川、中央月島、大田平和島、杉並下高井戸、中央浜町、墨田東白鬚、小金井学芸大学、大田萩中と14の直営スクールがある。

 その他に、球団とフランチャイズ契約を結んだ組織が運営するジャイアンツメソッドスクールがある。ジャイアンツアカデミーの指導法「ジャイアンツメソッド」を用いるため、直営スクールと同じ指導を受けることができる。

 このジャイアンツメソッドスクールとして「シミズオクトベースボールアカデミー」が調布、上井草、中野に。「オーエンスベースボールアカデミー」が、くにたち東京女子体育大学、世田谷駒沢公園、江戸川臨海、江戸川水辺の各スクールを展開。世田谷区スポーツ振興財団が「世田谷ジュニアアカデミー」を運営していて、14の直営スクールと合わせて都内に計22のジャイアンツアカデミースクールがある。都内だけでなく、球団は「九州ベースボールアカデミー」として宮崎校、熊本校も展開している。

 練習は基本的に平日の週1回、放課後に実施。初めてボールを握る子ども大歓迎で、各スクールごとに幼児、1・2年生、3・4年生、5・6年生と時間を分け、少人数で発育状況やレベルに合わせた指導が行われている。

 コーチは元巨人選手も多く、現在は西村健太朗氏、市川友也氏、橋本到氏、辻東倫氏らが指導者として在籍。山口鉄也3軍投手コーチも、昨年までジャイアンツアカデミーのコーチだった。日本スポーツ協会のジュニア指導ライセンスを取得したプロ未経験のコーチも多く在籍。それぞれが担当するスクールに分かれ、野球の魅力や面白さ、技術面まで丁寧に伝えている。

 今回、巨人に育成4位で指名された横浜高の木下は東京・練馬出身。小学生の時に中野ベースボールアカデミーに入っていた。「山田さんに教えてもらっていました」と現在も同スクールで指導する元巨人・山田真介氏に教わっていた。担当スカウトとして木下を指名した横浜高の先輩でもある円谷スカウトは当時、アカデミーのコーチで、木下がいた中野とは別のスクール担当だったが、これも何かの縁なのかもしれない。

 木下はジャイアンツアカデミーで野球の基礎を学んで成長。巨人が主催する「ジャビットカップ少年野球大会」に出場した選手を中心に結成し、NPB12球団ジュニアトーナメントに出場する軟式野球の選抜チーム「ジャイアンツジュニア」に小6時に選ばれた。中1時の15年にはそのユニホームを着用し、球宴第1戦(東京D)で全セの先発・菅野智之の横で始球式を務めた。中学時代は硬式野球の名門・世田谷西シニアで腕を磨き、横浜高校では甲子園にも出場した。

 ジャイアンツアカデミー出身者で初めて巨人に指名される選手が出たことは、同アカデミーの子どもたちに夢と希望を与える。木下の活躍を後輩たちも楽しみにしているに違いない。

巨人

×