【オリックス】紅林弘太郎が球団31年ぶりの高卒新人プロ初打席初H 若い力が勢いづけて今カード先勝

スポーツ報知
プロ初打席初安打をマークしたオリックス・紅林弘太郎

◆パ・リーグ オリックス6―3楽天(3日・京セラドーム)

 オリックスは打線が6点を奪い、連敗を「2」で止めた。ドラフト2位ルーキーの紅林弘太郎内野手(18)が、球団の高卒新人では1989年の高嶋徹以来31年ぶりとなるプロ初打席初安打をマーク。T―岡田の2ラン、モヤの2打席連発含む3安打4打点の活躍で快勝した。先発の山崎福が5回2/3を3安打無失点の好投で、自己最多を更新する5勝目を挙げた。

 この日、1軍初昇格を果たした紅林が「8番・遊撃」で即先発。2回先頭の第1打席、球界を代表する右腕・則本昂の146キロを中前にはじき返した。プロ入りして初めてHランプを点灯させた紅林は「始まる前は落ち着かなくて、そわそわしてて緊張してたんですけど…。1打席目にヒットを打てたんで、結構緊張がほぐれて。守備もミスなくできたんで、良かったかなと思います」と笑顔。残りの3打席で快音はなかったが、則本昂からの記念すべき一打を自信になるかと問われ「そうですね。うれしいです」とはにかんだ。

 若い力を抜てきした中嶋監督代行は「思い切ってやってほしいなと思ったのと、順位も決まり目標が薄くなってきたところで、それを払拭してくれるというか、そういう流れを見せないでくれる選手を起用したかった」と意図を説明。ウエスタン・リーグで全86試合に出場と、自らの力で1軍切符をつかんだルーキーが、期待通りに結果で応えた。2軍監督時代から見てきた中嶋監督代行は「いやあ、すごいですよね。初打席でヒットというのは。高卒1年目で大したものだと思います。だいぶ緊張していたと言ってたんですが、守備は落ち着いたプレーですし、肩も自信があるのか、余裕があるようにも見えましたし。打つ方はもっともっと良くなる選手ですので。とりあえず、1本出て本当に良かったと思います」とたたえた。

 2軍監督当時、未来のチームを背負うであろう“金の卵”にまずは試合に出続ける体力をつけることを求め、結果は二の次とアドバイスした。それによりトレーニングと食事の量を強く意識して取り組んだ18歳は、入団時の86キロから93キロにパンプアップ。指揮官は「ちょっと体が大きくなってね。あの大きさですけれど、線は細かったので。でかくなったなあ、という話をしてました」と成果を認めた。入団当初の印象を振り返り「良かったですよ。柔らかさ、強さというか、しなやかさがある選手で、体に芯が出てきたら面白くなるだろうなと思ってましたけど、まさかこんなに早く出てくるとは。あそこまで大きくなるとは思わなかったですね」と想像を上回る成長スピードに目を細めた。

 さらに中嶋監督代行は、結果だけに目を向けるのではなく、相乗効果にも手応えを得た様子。「これに太田が入ってきたりして、いろんな競争が生まれてくると思います。もちろん、安達や大城などいっぱいいますけれど、いい競争をしてくれればと思いますね。競争というのが一番大事だと思うので、その点ではいい戦力だと思います」とチーム内で切磋琢磨(せっさたくま)して、底上げを期待した。

 また、この日帰国したジョーンズについて、中嶋監督代行は「(来年のことは)だいぶ話し合って、けがをしている部分というのが、うまく治っていないという話をしたので。このオフにしっかり治して、来年、もう本物のアダム・ジョーンズをと。本物というとおかしいけど、僕らがWBCとかで見ていたジョーンズを見せてくれという話をしました」と明かした。今季は全試合出場できなかったが「いろんな要素があったと思う。最初から始まっていればうまくいったのか、あのところ(新型コロナウイルスによる開幕延期)で調整がうまくいかなかったのか。あと人工芝というのが多分、一番彼にはきついことだったと思う。これは外国人選手が一番ビックリすることなので。そこがうまくはまらなかったのかなと思います。それを分かった上で、今年のオフ、そして来年の開幕までの時間でクリアしてほしい。技術面は持っているので、あとは体調のこと。そのためには体を元気にしてくれることを願っているので」と想定外の事態もあった日本での初シーズンをフォローしつつ、来季のさらなる活躍を期待した。

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