中村匠吾20秒差逆転!富士通V 五輪イヤー初戦へ「良い準備に入れる」

3区でトップでタスキをつないだ中村匠吾(左)
3区でトップでタスキをつないだ中村匠吾(左)

◆陸上 東日本実業団対抗駅伝(3日、埼玉・熊谷スポーツ文化公園及び公園内特設周回コース=7区間76・4キロ)

 来年1月1日のニューイヤー駅伝(群馬)の予選を兼ねて行われ、東京五輪男子マラソン代表の中村匠吾(28)を擁する富士通が2年ぶり3度目の優勝を果たした。最長16・8キロの3区に登場した中村匠は2位でタスキを受けると、ハーフマラソン日本記録保持者・小椋裕介(ヤクルト)らを振り切ってトップでタスキリレー。区間順位こそ4位だったが、次戦のマラソン出場が有力となる来年3月のびわ湖へ弾みをつけた。(天候曇り、気温17度、湿度79%、東の風0・5メートル=スタート時)

 日の丸を背負う意地が、中村匠を突き動かした。トップと20秒差の2位でスタートすると、小椋や2月の別府大分毎日で初マラソンながら2時間8分30秒で日本人トップとなった吉田祐也(GMO)らとともに追走。「五輪で表彰台を目指すには、スピード持久力が大事。前でつなげば、優勝に近づける」とハイペースを刻みながらスパートで奪首し、2年ぶりVに貢献した。

 年内ラストレースを良いイメージで締めくくり、次戦は来年元日のニューイヤー駅伝。五輪イヤー初戦に向けて「これで良い準備に入っていけます」と手応えを得た。来年8月9日の五輪本番を前にマラソンを1本走る予定で、現時点では例年3月開催のびわ湖が最有力だ。「3月に走ってから1か月休養しても、約4か月準備できる。故障なく継続して練習もできているので、あとは試合を走りたい」。優勝して代表内定した昨年9月の代表選考会MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)以来のフルマラソンを見据えながら、静かに加速していく。(太田 涼)

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