富士通が昨年予選敗退の悔しさ晴らして優勝 3区・中村匠吾がトップに立ち勢い 東日本実業団駅伝

優勝のゴールテープを切った富士通のアンカー・塩尻和也
優勝のゴールテープを切った富士通のアンカー・塩尻和也

 ニューイヤー駅伝(21年1月1日、群馬)の予選にあたる東日本実業団対抗駅伝が3日、埼玉・熊谷スポーツ文化公園及び公園内特設周回コースの7区間76・4キロで行われた。昨年大会でまさかの予選敗退を喫した富士通が優勝。2位にGMO、3位にホンダが入った。

 午前9時にスタートし、1区は浦野雄平(富士通)がトップでタスキリレー。2位にGMOの近藤秀一、3位にカネボウ・鈴木祐希が続いた。2区はマサイ・サムウェルが快走したカネボウが奪取。2位に富士通が続いていた。

 3区は単独トップで逃げるカネボウを東京五輪男子マラソン代表の中村匠吾(28)=富士通=らの2位集団が追走。ハーフマラソン日本記録保持者・小椋裕介や前回の箱根駅伝で東京国際大を初シードに導いた伊藤達彦(ホンダ)、2月の別府大分毎日で初マラソンながら2時間8分30秒で日本人トップとなった吉田祐也(GMO)、設楽啓太(日立物流)らとともに12キロ過ぎに追いつくと、中村が意地のラストスパートで抜け出してトップでタスキをつないでいた。

 4区はトップでタスキを受けた富士通・板東悠汰が堅首。2位で続いたホンダは、マラソン前日本記録保持者・設楽悠太が前を追うも、とらえることはできなかった。5区以降も富士通はトップを守り、アンカー・塩尻和也が2位のGMOを突き放してフィニッシュした。

 昨年大会では1、6区でのブレーキなどもあり、まさかの17位に終わって予選敗退となった富士通。今回は中村をはじめ、松枝博輝や塩尻和也ら超強力布陣を敷いて万全の準備で臨んだ。練習の一環として臨んだ10月25日の順大競技会1万メートルでは、7人が28分40秒を切るなど圧倒的な力を持っており、実力通りの走りを見せた。

 例年、同駅伝は、さいたま市の埼玉県庁前スタート、同公園陸上競技場ゴールの7区間76・9キロで開催されているが、今年は公道を走らず、公園内と競技場を組み合わせた1周4・2キロの周回コースで無観客開催で行われた。

 23チームが出場し、上位12チームまでがニューイヤー駅伝の出場権を得る。

 ◆区間と距離(トラックは1周400メートル、周回コースは1周4・2キロ)

 ▽1区(13・4キロ)=トラック×2+周回コース×3

 ▽2区(8・4キロ)=周回コース×2

 ▽3区(16・8キロ)=周回コース×2

 ▽4区(8・4キロ)=周回コース×2

 ▽5区(8・4キロ)=周回コース×2

 ▽6区(8・4キロ)=周回コース×2

 ▽7区(12・6キロ)=周回コース×3

 ▽合計(76・4キロ)=トラック2周+周回コース18周

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