笑福亭羽光、NHK新人落語大賞で念願の優勝「新作落語を引っ張る」来年5月真打ち昇進に弾み

スポーツ報知
「NHK新人落語大賞」で優勝した笑福亭羽光は、トロフィーを手に笑顔

 若手落語家の登竜門といわれる「NHK新人落語大賞」が2日、東京・霞が関のイイノホールで行われ、来年5月に真打ち昇進が決まっている笑福亭羽光(48)が優勝した。23日、午後4時半から総合テレビで放送される。

 羽光と入船亭小辰(36)、桂二葉(34)、春風亭ぴっかり☆、露の紫(46)、柳亭市弥(36)の6人で決勝を戦い、羽光は唯一、新作落語で勝負。2人の会話の中に回想で違う2人の会話が次々と出てくる“メタ構造”の「ペラペラ王国」を口演した。

 審査員・桂文珍(71)、柳家権太楼(73)、俳優・片岡鶴太郎(65)、俳優・国村隼(64)、NHK制作局・二谷裕真専任部長の5人がそれぞれ10点満点で採点。羽光は49点をマークし、次点の小辰(48点)を抑えて優勝。名前が呼ばれた羽光は「やったー、売れるぞ!」と絶叫した。

 文珍も「今年はコロナ禍の中、お客様の前ででやる機会がなくなった。それで新しい噺に挑戦した心意気を評価しての優勝です」とたたえれば、権太楼も「日頃の努力が実った。正直言うと、群を抜いていました。良かったね」と祝福した。

 笑福亭鶴光(72)門下の羽光は、落語芸術協会に所属し、来年5月に真打ち昇進する。「新人落語大賞」は出場資格が「二ツ目」のため、ラストチャンスで念願の受賞。「(二ツ目になって)最初からずっと参加していますが予選も通ったことがなかった。感動しました」と勝利の余韻に浸った。

 師匠の鶴光からは前日メールで「無心で頑張りなさい」とメールをもらったという。「二ツ目になってから『好きにやっていいよ』と言われて、自由に育ててもらった。感謝しかありません」と話した。

 羽光は、昨年まで講談師・神田伯山(37)、柳亭小痴楽(31)らとユニット「成金」で活躍。中でも昔昔亭A太郎(42)、瀧川鯉八(39)、春風亭昇々(35)と新作落語の会「ねじまわしの会」で切磋琢磨(せっさたくま)してきた。「お互い高め合ってきた。そのお陰です」と仲間に感謝した。

 お笑いユニット「爆裂Q」で活動し、その後は漫画原作者を経て34歳で入門した苦労人。中学1年の長男には「作品でしか伝えられないので、是非、放送を見て欲しい」と照れ笑い。真打ち昇進後の目標を聞かれると「新作落語を引っ張っていきます」と決意を語っていた。

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