【駅ペン】「コロナに負けるな」伊勢から箱根路へ

全日本大学駅伝に向けて「コロナに負けるな!大作戦」を発令した青学大・原晋監督
全日本大学駅伝に向けて「コロナに負けるな!大作戦」を発令した青学大・原晋監督

 青学大の原監督は、今大会に向けて「コロナに負けるな!大作戦」を発令した。レースは4位に敗れたが、大作戦は大成功だった。

 終盤まで順位が入れ替わり、最終8区で一時、アンカー3人がトップを並走した激戦。「過去最大の激戦でレースは大いに盛り上がりました。国民の皆さんに感動をお届けできたのではないでしょうか。感染症対策もしっかりしていて大会運営も良かった。全大学、全関係者にあっぱれです」。原監督は負け惜しみではなく、満足そうに話した。

 3大駅伝恒例となった原監督の大作戦シリーズ。ワクワク、メラメラ、ゴーゴー…今までとは一線を画す大きなテーマがあった。

 例年であれば、学生3大駅伝開幕戦となる出雲駅伝(10月)はコロナ禍で中止。変則的に今季開幕戦となった全日本大学は“新様式”で開催。開会式、閉会式は実施されず、あくまでレース本位の形で大学駅伝ファン待望の開幕戦が行われた。

 大会を主催する朝日新聞社スポーツ戦略室の増田創至さん(45)は、感染症防止対策に気を使いながら、選手の誘導や報道陣の対応に奮闘した。実は、増田さんは早大時代の1997年全日本5区で先頭を走り、箱根駅伝には2度出場した経験を持つ。「出雲駅伝が中止になり、大変なことになったと思いました。個人的な思いとしては、全日本大学駅伝が開催できないとなると箱根駅伝もなくなってしまうかもしれない、という危機感がありました。どんな対策を取るべきか。できることは全てやろう、と同僚全員で力を合わせて取り組みました」。今大会に懸ける思いは選手と同じように熱く、強かった。

 「コロナに負けるな!」。選手、監督、関係者、そして、ファン。多くの人の思いを乗せて、戦いは伊勢路から箱根路へ続く。(箱根駅伝担当・竹内 達朗)

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