14年世界女王・宇高菜絵、監督兼任で講道館杯準V「執念で戦った」

講道館杯柔道の女子57キロ級決勝で、柴田理帆(奥)を攻める宇高菜絵(代表撮影)
講道館杯柔道の女子57キロ級決勝で、柴田理帆(奥)を攻める宇高菜絵(代表撮影)

 新型コロナウイルスの感染拡大後、柔道で初の全国大会となる講道館杯全日本体重別選手権は1日、千葉ポートアリーナで最終日が行われた。女子57キロ級で2014年世界選手権金メダルの宇高菜絵(35)は準優勝。精密機器メーカーのブイ・テクノロジー(横浜市)が4月に創部した柔道部で監督兼選手として活動。新天地での初陣を終え「新しい心境での挑戦で、1つでも多く畳に上がりたいという気持ちで戦った。まだまだ無名なので、この大会を通じてブイテク柔道部をアピールできたかなと思います」と振り返った。

 部員は自身1人。コロナ禍で練習拠点の愛媛から動けない状態が続いたが、高校時代に通っていた道場で中学生やその指導者と鍛錬を重ねてきた。実戦は昨年の講道館杯以来、約1年ぶり。「試合間隔が今までの人生で一番空いた。1試合目はやばいなと思った」。それでも初戦の2回戦で瀧川萌(筑波大)に優勢勝ちすると、18年世界ジュニア女王の舟久保遥香(三井住友海上)に得意の大外刈りで一本勝ち。「2試合目で自分の柔道が発揮できたのであとは執念で戦おうと思った。今の状態では十分に戦えた」とうなずいた。

 6歳で柔道を始め、今年で30年目。創部したばかりの柔道部で監督兼任の立場でもあり、今大会を現役生活の「集大成」と位置付けていた。ただ、今大会の好成績により、来春の全日本選抜体重別選手権の出場資格を得る可能性は高い。「今年から監督としてやっているので微妙なところはあるけど、柔道人生のチャレンジは続いている。また次に出られるチャンスがあれば、それに向けて準備していきたい」と選手としての挑戦にも意欲を示した。

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