スポーツクライミングの国内トップ選手が集う特別大会が1日、愛媛・西条市で行われ、リード決勝で、女子は東京五輪代表の野口啓代(31)=TEAM au=が8選手中、唯一壁を登り切り優勝した。
ゴール手前、多くの選手がクリアできなかった最大傾斜約130度の難所をテンポよく登り切り、圧倒的強さを発揮。「バランスよくできないと登れない課題だと感じた。練習してきたことが合っていた。トレーニングの成果が表れている」と五輪に向け自信を深めた。
新型コロナウイルスの影響で国内外の大会が相次いで中止、延期となる中、試合感覚を磨くために開催された今大会。国内の代表クラスが集ったハイレベルな戦いを制し、「さらにトレーニングに身が入る。国内大会でいい登りをして、来年の五輪に臨みたい」と引き締めた。