5区で青学大ルーキー佐藤一世が区間新記録で2位浮上 首位の早大を猛追…全日本大学駅伝

10月31日、全日本大学駅伝の前日練習で軽快に走る青学大のルーキー佐藤一世
10月31日、全日本大学駅伝の前日練習で軽快に走る青学大のルーキー佐藤一世

◇学生3大駅伝「開幕戦」全日本大学駅伝 (1日、名古屋市熱田神宮西門前スタート、三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前ゴール=8区間106・8キロ)

 5区でも早大が首位を堅守した。1区6位、2区3位と順調に滑り出した早大は3区でエースの中谷雄飛(3年)が首位に浮上。続く4区の太田直希(4年)が18年に塩尻和也がつくった区間記録(33分48秒)を更新する33分23秒(タイムは速報値)の圧巻の走りでリードをがっちり守った。早大は中谷、太田の1万メートル28分19秒台コンビを3、4区に起用し、一気にレースの流れを引き寄せる戦略が当たった。終盤の7区、8区が大きな鍵を握る。

 2位は青学大が浮上。2区終了時点で14位と出遅れ、原晋監督(53)が表現する「危険水域」ぎりぎりまで後退したが、3区の中村唯翔(2年)が8人のゴボウ抜きで6位まで挽回。4区の岩見秀哉(4年)も2人を抜き4位に浮上した。5区では昨年の全国高校駅伝1区(10キロ)で区間賞を獲得した佐藤一世(1年)がさらに加速。千葉・八千代松陰高時代のチームメートの順大・石井一希(1年)と激しい競り合いを制し、2位まで浮上した。昨年、国学院大の青木祐人がつくった区間記録(36分6秒)を19秒更新する35分47秒の区間新記録で首位の早大と10秒差まで猛追した。

 31秒差の3位は学生3大駅伝最多の22勝目を目指す駒大。7区に小林歩(4年)、8区にエースの田沢廉(2年)を投入し、逆転を狙う。

 4位は東洋大。10月に1万メートルで今季日本人学生最高の28分3秒94をマークしたエース西山和弥(4年)が走る7区で勝負をかける。

 5位は古豪・明大、6井は1区で三浦龍司が区間賞を獲得した順大が健闘している。

 前年覇者の東海大は7位。2区で17位まで後退したが、3区で主将の塩沢稀夕(4年)が11位まで浮上。さらに4区で石原翔太郎(1年)が、1分19秒前に早大・太田が更新したばかりの区間記録をさらに更新し、6位まで挽回したが、5区で本間敬大(3年)が順位をひとつ下げた。

 例年であれば、学生3大駅伝開幕戦となる出雲駅伝(10月)が新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止。変則的に今季の開幕戦となった全日本大学駅伝は感染拡大防止のため“新様式”で開催。例年、オープン参加している日本学連選抜と東海学連選抜は編成されず25校が出場。チームエントリーの選手登録は例年より3人増の16人。開会式、閉会式は実施されず、あくまでレース本位の形で、駅伝ファン待望の開幕戦が始まった。大会主催者は「新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、コース沿道での観戦、応援をお控えくださいますようお願いいたします」と呼びかけている。

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