全日本大学駅伝8区登録の青学大「5年生」竹石尚人が大会前日に東京で1万メートル自己ベスト32秒更新

青学大・竹石尚人
青学大・竹石尚人

 陸上の国士舘大競技会第1日が31日、東京・多摩市の国士舘大多摩陸上競技場で行われた。学生3大駅伝の今季開幕戦となる全日本大学駅伝(11月1日、名古屋市熱田神宮西門前~三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前=8区間106・8キロ)で2年ぶり3度目の優勝を狙う青学大の8区(19・7キロ)に登録されている「5年生」の竹石尚人が男子1万メートルに出場し、28分50秒63で全体トップを取った。29分22秒79の自己ベストを一気に32秒16も更新した。

 同レースでは全日本大学駅伝4区(11・8キロ)登録の高橋勇輝(3年)が28分58秒28、5区(12・4キロ)登録の横田俊吾(2年)が29分3秒99、補欠登録の松葉慶太(4年)が29分1秒07、補欠登録の新号健志(4年)が29分4秒69といずれも自己ベストを大幅に更新した。この日、東京で激走した竹石らは全日本大学駅伝では出番がないことは確実。また、全日本大学駅伝の登録メンバーから外れた中倉啓敦(2年)、関口雄大(2年)、目片将大(2年)も自身初の28分台をマーク。前回の箱根駅伝5区2位の飯田貴之(3年)も29分1秒40と復調の気配を見せた。

 2、3年時に箱根駅伝5区に出場した竹石は4年時の昨年12月に左ふくらはぎを故障し、登録メンバー入りを辞退。その時に留年して、もう一度、箱根駅伝に挑戦する決意を固めた。登録上は「4年」ながら、実質、5年目の駅伝シーズンにかける思いは強い。全日本大学駅伝では当日変更で欠場することが濃厚となったが、箱根駅伝では意地の走りが期待される。

 来春の卒業後、競技の第一線から離れ、静岡朝日テレビで新たな一歩を踏み出す竹石は、箱根路ラストランに向けて強い覚悟を持つ。「箱根駅伝で、もう一度、5区を走って、青学大の優勝に貢献したい。簡単なことではないことは分かっています」。前回の箱根駅伝5区では飯田が区間新記録の区間2位と大活躍。ハイレベルなメンバー争いを勝ち抜かなければ5区出陣はない。「現状で僕の力は飯田に劣っている。前回の飯田の記録(1時間10分40秒)に勝つ力を証明できなければ5区を走ることはできない。今季の青学大は本当に強いので、登録16人、選手10人に入ることが大変。覚悟を持ってやるしかありません」と語る。

 全日本大学駅伝のために名古屋市入りしている原晋監督(53)は控え組の大健闘について「彼らも全日本大学駅伝に向けて一生懸命に練習してきたので、力を試すレースに出場させてあげたかった。うれしいばかりです。竹石たちが、これだけ頑張っているのだから、全日本大学駅伝のレギュラー選手は必ず快走してくれるはずです」と分厚い選手層に胸を張って話した。

 控え組が大会前日に激走したことで、全日本大学駅伝に準備しているメンバーはきっかり8人だけ。「万が一、アクシデントがあったらレースにならなくなる。しようもないミスは絶対にしないように気をつけなければならない」と原監督は最後には表情を引き締めた。

 全日本大学駅伝で青学大の区間登録、補欠登録の選手は以下の通り。大会当日朝に3人以内の補欠選手を任意の区間に投入できる(区間登録された選手の区間変更は認められない)。

▽1区(9・5キロ)湯原慶吾(3年)

▽2区(11・1キロ)近藤幸太郎(2年)

▽3区(11・9キロ)中村唯翔(2年)

▽4区(11・8キロ)高橋勇輝(3年)

▽5区(12・4キロ)横田俊吾(2年)

▽6区(12・8キロ)山内健登(1年)

▽7区(17・6キロ)神林勇太(4年)

▽8区(19・7キロ)竹石尚人(4年)

▽補欠 吉田圭太(4年)、岩見秀哉(4年)、新号健志(4年)、松葉慶太(4年)、佐藤一世(1年)

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