日清食品G・佐藤悠基がSGHに移籍 デビュー戦は12月日本選手権、NY駅伝切り札に

佐藤悠基
佐藤悠基

 13年モスクワ世界陸上5000メートル代表の佐藤悠基(33)がSGホールディングス(SGH)へ移籍することを30日、所属先が発表した。活動が大幅に縮小されていた日清食品グループを10月末に退社し、11月1日よりSGHの一員に。新天地デビュー戦は12月の日本選手権1万メートルになる見込みだ。

 佐藤は静岡・清水南中学校3年時に国体少年B3000メートルで8分24秒24の日本中学新記録(当時)をマークするなど常に世代トップを駆け抜けてきたエリート選手。長野・佐久長聖高時代には両角速監督(現・東海大監督)の下で今も残る1万メートル高校記録28分7秒39をマーク。同学年の佐藤秀和(仙台育英高)とのし烈な争いは“ダブル佐藤”として注目を集めた。

 東海大時代には箱根駅伝で3年連続区間新記録をマークするなど異次元の走りを見せつけ、09年に日清食品グループへ進んだ。トラック種目で世界陸上や五輪に出場し、持ち前のスピードを生かして13年東京で初マラソン。18年東京で2時間8分58秒をマークして8位に入り、19年9月の東京五輪代表選考会MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)出場権を獲得。本戦では23位だった。

 マラソンでの東京五輪出場はかなわなかったが、12月の日本選手権に向けては1万メートルと5000メートルの参加標準記録をともに突破済み。1万メートルでの出場が濃厚。原点であるトラック種目での五輪切符獲得を目指す。

 新たな所属先となるSGHには、東海大時代に“黄金世代”と呼ばれた関颯人(23)や前回の箱根駅伝で青学大を5度目の総合優勝に導いた主将の鈴木塁人(23)ら強力なメンバーがそろう。11月15日には来年1月1日に行われるニューイヤー駅伝(NY駅伝)の予選にあたる関西実業団駅伝が開催される。通過濃厚な上に、NY駅伝には佐藤も出場可能。チームは1994年に初出場を果たして以来、25年連続26回出場している。過去最高順位は8位(00年)だが、それを上回るどころか、台風の目になりうる戦力を整えたことになる。

 ◆佐藤 悠基(さとう・ゆうき)1986年11月26日、静岡・駿東郡清水町生まれ。33歳。長野・佐久長聖高3年時に1万メートルで28分7秒39の日本高校記録を樹立。05年、東海大に進学。箱根駅伝では1年3区、2年1区、3年7区でそれぞれ区間新記録の区間賞を獲得した。09年、日清食品グループに進み、11年大邱世界陸上1万メートル、12年ロンドン五輪5000メートル&1万メートル、13年モスクワ世界陸上5000メートル代表。18年東京マラソンで2時間8分58秒をマークして19年代表選考会MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)の出場権を獲得。本戦は23位。自己記録は5000メートル13分13秒60(日本歴代5位)、1万メートル27分38秒25(日本歴代5位)。

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