【巨人】原監督勝って決める!マジック1…丸200号、坂本1995安打で前祝い

試合前の円陣で声を出す巨人ナイン(カメラ・中島 傑)
試合前の円陣で声を出す巨人ナイン(カメラ・中島 傑)
6回1死一塁、坂本は左前安打を放つ
6回1死一塁、坂本は左前安打を放つ
2回1死、丸は右越えソロを放つ
2回1死、丸は右越えソロを放つ
9回、交代を告げる原辰徳監督
9回、交代を告げる原辰徳監督
巨人のV条件
巨人のV条件

◆JERAセ・リーグ DeNA5―2巨人(29日・横浜)

 巨人はDeNAに敗れ、今季ワーストの5連敗となった。平良ら6投手の前に2ケタ13三振を喫し、丸の通算200本塁打となる26号ソロと犠飛で計2点を奪うのがやっとだった。中日が阪神に敗れたため、優勝マジックは1つ減って「1」。30日、東京Dでのヤクルト戦に勝って、自力での2年連続47度目(1リーグ時代の9度含む)のリーグ優勝を目指す。

 生みの苦しみを、どれだけ味わえばいいのか。原監督は苦笑い交じりに振り返った。「ちょっとこういう試合が多いね。我慢だね」。好機は作り出すが、決定打が生まれず、今季ワーストの5連敗。同一カード3連敗も、今季2度目だ。

 男になるチャンスはいくつもあった。1点を追う5回、中島、重信の連打で無死一、二塁。だがここで炭谷が、最悪の三ゴロ併殺。サンチェスも空振り三振に倒れ、無得点に終わる。続く6回にも1死満塁の絶好機で丸、中島が連続三振。8回にも1死満塁の好機を作ったが、丸の左犠飛のみに終わった。この5連敗中は全て、先制を許しているが「投手陣は頑張って、頑張って、頑張っているんだけど、その前に打撃陣が点を取らないとね。リリーフもプレッシャーのかかる場面でずっといくからね」と原監督は9試合連続1ケタ安打にとどまっている打線の奮起を求めた。

 勝てば優勝の可能性があった一戦で、原点に立ち返った。つながりを欠く打線の試行錯誤が続く中、3試合ぶりに1、2番を「ナオマツ」コンビに戻した。「原点に戻ったというか。あの1、2番でチームは勢いをつけたわけだからね」と指揮官は説明する。その心は、地に足をつけて、今季を勝ち抜いてきた野球を貫こう、というものだろう。ならば、原野球の原点であり、理想は「先制、中押し、ダメ押し」。打線は早めに点を取り、投手は援護があるまで必死に抑える。その意識が好循環を生み出す。

 長いシーズンだ。チーム状態には当然、波があり、たまたま不調の時期が優勝決定目前に重なっているとも言える。5連敗しても大丈夫なほど他球団を引き離していたのだ。ここで自信を失う必要も、連敗の重圧を大きく感じる必要もない。7回に痛恨の3失点を喫した田口は、ふがいなさのあまり、ベンチに戻って思わず壁を蹴り上げた。8回、好機で死球を受けた岡本は、相手投手をにらみつけた。勝ちたい気持ちは誰もが、出している。それは痛いほど伝わってくる。

 何を言ってもマジックは「1」まで来た。ゴールテープはもう目前。後は胸を突き出すだけで、リーグ連覇に届く。「そうですか。『果報は寝て待て』という心境にはなりたくないね」。原監督の言葉はすなわち、勝って決めるという宣言に他ならない。6月19日、無観客の本拠地から始まったシーズン。最大収容の半数以下であっても、応援してくれるファンの前で、最後は勝って決めよう。(西村 茂展)

試合詳細
試合前の円陣で声を出す巨人ナイン(カメラ・中島 傑)
6回1死一塁、坂本は左前安打を放つ
2回1死、丸は右越えソロを放つ
9回、交代を告げる原辰徳監督
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