6年ぶりVへ駒大はエース田沢をまずは補欠登録 全日本大学駅伝エントリー

駒大・田沢廉
駒大・田沢廉

 学生3大駅伝の今季開幕戦となる全日本大学駅伝(11月1日、名古屋市熱田神宮西門前~三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前=8区間106・8キロ)の区間登録が29日、締め切られ、6年ぶり13度目の優勝を狙う駒大はエース田沢廉(2年)を補欠登録した。

 今季はトラック種目で多くの選手が自己記録を更新。エース格まで成長した小林歩(4年)ら上級生に加え、鈴木芽吹らルーキーも順調に結果を残し、バランスの良い布陣に。学生3大駅伝で単独最多の22勝目を目指す駒大を率いる名将・大八木弘明監督(62)は「あとは頭の中でどう勝ちパターンを組み立てるか」と自信を見せた。

 全日本大学駅伝は18年大会から区間割りが大きく変更された。8区間と106・8キロの総距離は従来と同じだが、最終8区を除く7区間の距離が変わった。1区が最短の9・5キロで、2区から6区まで11・1キロ~12・8キロのスピード区間。7区が17・6キロ、8区が従来通り最長の19・7キロとロング区間となった。「先手必勝」が駅伝の定石だが、終盤2区間の距離が全体の35%を占めるため、区間配置は難解。各監督の腕の見せ所となる。出場25校は29日まで8区間と補欠5人を登録し、大会当日朝に3人以内の補欠選手を任意の区間に投入できる(区間登録された選手の区間変更は認められない)。

 例年であれば、学生3大駅伝開幕戦となる出雲駅伝(10月)が新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止。変則的に今季の開幕戦となった全日本大学駅伝は感染拡大防止のため“新様式”で開催される。例年、オープン参加している日本学連選抜と東海学連選抜は編成されず25校が出場。チームエントリーの選手登録は例年より3人増の16人。開会式、閉会式は実施されず、走り終えた選手の収容バスは例年のようにゴールには向かわず名古屋方面に戻るなど、あくまでレース本位の形で、駅伝ファン待望の開幕戦が行われる。大会主催者は「新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、コース沿道での観戦、応援をお控えくださいますようお願いいたします」と呼びかけている。

 駒大に加え、今年の箱根駅伝で2年ぶり5度目の優勝を果たした青学大、全日本大学駅伝で2年連続3度目の優勝を狙う東海大の「3強」が優勝争いの中心となりそうだ。さらに今季は戦力充実の明大、箱根駅伝予選会(10月17日、東京・立川市)で堂々のトップ通過を果たした順大の躍進も期待される。

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