無料ウェブサービス「どこでも待合室」、病院の待合室の混雑緩和にひと役買う

 新型コロナウイルスの影響を受け、コロナ禍で感染対策の意識が高まっている昨今、無料ウェブサービス「どこでも待合室」が注目を集めている。整理券システムの一種で、いつ呼ばれるか分からない密集した待合室で、新型コロナ感染拡大やクラスター(感染者集団)を防ぐために、今月からサービスを開始している。「どこでも待合室」の考案者であるデザイナーの橋本洋平氏(40)がこのほど取材に応じ、開発の経緯を語った。

 ソーシャルディスタンスや3密への意識が高まる中、人の密集する場所への恐怖感が増してきている。その恐怖心から、病院への診察を断念している人が増えているという。患者の遠のく足に待ったを掛けるべく、発案されたのが「どこでも待合室」だ。

 もともと、コロナが流行する4年前から構想はあったようで、橋本氏は「企画はあったのですが、先延ばしになっていたところ、コロナが流行して。このままではいけないと思い、2か月で完成まで持っていきました。病院に行きたいのに、コロナが不安で病院へいけないのは、誰も望まないことですから」と振り返る。

 今までに導入されている整理券システムは有料がほとんどで、年間約8万円の費用が必要。一方、「どこでも―」はスポンサー支援により、全ての機能が無料で提供できるという。「どこでも―」の導入に、病院や施設側はシステムのインストールは不要で、専用ページから会員登録するだけ。特殊な機材も必要なく、パソコンかタブレット端末、スマートフォンがあれば使用できる。通院するお客さんはQRコードを読み取るだけとなっている。

 橋本氏は「早急に、できるだけ幅広い方に使っていただくために、無料で提供することを決めました。病院に限らずカフェや飲食店など、コロナ離れしたお客さんの集客ツールとして、今後は様々なところで使ってほしいです」。課題は、完成したばかりで、全く周知されていないこと。「興味ある方は、『どこでも待合室』で検索して、ホームページを見てください」と話した。

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