田中希実、1500mを4分10秒41で1着 転倒の影響感じさせない圧巻の走り

女子1500メートルで力走する田中希実(中央)。左膝には転倒した際の傷が残る
女子1500メートルで力走する田中希実(中央)。左膝には転倒した際の傷が残る

◆陸上 ミドルディスタンス・チャレンジ(27日、東京・駒沢陸上競技場)

 男女中距離種目(800メートル、1500メートル)のみを行う競技会が行われ、女子1500メートル1組に日本記録保持者の田中希実(21)=豊田自動織機TC=が出場。4分10秒41で1着だった。

 自らが持つ4分5秒27の日本記録には及ばなかったが、安定したレース運びで余裕を見せながらゴールした。「引っ張ってもらえて気楽に走れました。すごく楽しかったです」とペースメーカーの後方で力を温存。終盤はペースアップして無理のない動きでゴールラインを駆け抜け、万全ではない状態でも高い水準で走りきれることを証明した。

 25日には木南記念(大阪・長居陸上競技場)の800メートルに出場した。ゴール直前で転倒し体の左側を地面に強打するアクシデントに見舞われたが、日本選手権女王・川田朱夏(東大阪大)とのデッドヒートを制して優勝。体の状態が心配されており、実際「今は動くが、次の日は左肩が回らなかった」と代償も大きかった。

 今後はデンカチャレンジカップ(11月3日)、そして東京五輪代表内定が懸かる日本選手権(12月4日)と本職である5000メートルのレースが控える。今季は1500メートルと3000メートルで日本記録を更新しているが「チャレンジャーのつもり。このスピードを生かして、勝負強さを見せたい」とおごりは全くない。速さを強さに変えて、未完の21歳が五輪切符を目指す。

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