田沢純一は指名なし 角監督「ショック」…34歳最年長指名記録は幻に

指名のなかった田沢は会見場には姿を見せず
指名のなかった田沢は会見場には姿を見せず
田沢純一の年度別投手成績
田沢純一の年度別投手成績

◆2020年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(26日)

 元メジャーリーガーでBC埼玉武蔵の田沢純一投手(34)は、まさかの指名漏れとなった。ドラフト会議スタートから3時間以上が経過した午後8時13分。全球団が育成指名を全球団終えると、会見場に待機していた今井代表取締役COOは「残念ながら今年は指名されませんでした」と、頭を下げた。

 埼玉・熊谷市にある親会社の温浴施設に会見場が用意され、10台以上のテレビカメラ、36社50人以上の報道陣が集結。本人も裏で待機したが、名前は呼ばれなかった。会議後に田沢と話したという角監督は「ショックとしか言えないです。本人には野球人生の大きな分岐点。しっかり受け止めて次、どうするかを考えていると思う。できる限りのサポートをしたい」と話した。

 大リーグで388試合に登板。13年にRソックスの世界一に貢献したリリーバーは、新型コロナウイルスの影響でマイナーの試合が中止となったこともあり今年3月にレッズを自由契約になり、帰国してBCリーグでプレーした。16試合、防御率3・94で150キロも計測。複数球団は指名へリストアップはしていた。

 新日本石油ENEOS(現ENEOS)時代の08年、NPBのドラフト指名を拒否して海を渡ったことで、退団後は一定期間NPB球団と契約できない“田沢ルール”もあったが、9月に撤廃された。34歳でドラフト指名されれば、82年中日3位・市村則紀投手の30歳4か月を塗り替える最年長記録。実績や状態は申し分ないが、34歳という年齢が大きな障壁となったようだ。(安藤 宏太)

 ◆田沢 純一(たざわ・じゅんいち)1986年6月6日、横浜市生まれ。34歳。横浜商大高から新日本石油ENEOSを経て2008年12月にレッドソックスと契約。09年にメジャーデビューし、13年には上原とともにワールドシリーズ制覇に貢献。今年3月にレッズを自由契約となり、7月にBC埼玉武蔵に入団。BCリーグでは16登板で2勝0敗、防御率3・94。180センチ、90キロ。右投右打。

 ◆田沢ルール 田沢が新日本石油ENEOS(現ENEOS)時代の08年、NPBのドラフト指名を拒否してレッドソックス入りした際に、12球団間でされた申し合わせ。アマ選手の海外流出を防ぐため、ドラフトを拒否して海外プロ球団と契約した選手は退団後も一定期間(高卒は3年、大卒・社会人は2年)NPB球団と契約できないとした。今年9月に撤廃。同ルールが適用された場合、田沢はNPBでは22年シーズンからしかプレーできなかった。

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