【G大阪】FWアデミウソン、酒気帯びで当て逃げ…契約解除も

アデミウソン
アデミウソン

 J1のG大阪は26日、ブラジル人FWアデミウソン(26)が、道路交通法違反の容疑で大阪府警の任意捜査を受けたと発表した。違反容疑は酒気帯び運転、報告義務違反。小野忠史社長(59)、松波正信強化アカデミー部部長(45)が会見を行い、アデミウソンを謹慎処分とし、捜査終了後に処分を下す方針。Jリーグでは19日にJ2新潟のブラジル人2選手が酒気帯び運転での契約解除に続く飲酒での不祥事。アデミウソンにも契約解除など厳しい処分が下される可能性がある。

 Jリーグに、またも激震が走った。G大阪の攻撃を引っ張るブラジル人助っ人が酒気帯び運転の疑いで任意捜査を受けた。この日、緊急会見を開いた小野社長は「被害に遭われた方に心よりおわび申し上げる。二度とこういうことが起こらないよう、再発防止に取り組む」と謝罪した。

 アデミウソンは24日の柏戦で後半44分に決勝点を挙げ、チームを2位に引き上げた。試合後に大阪の繁華街・ミナミへ自家用車で繰り出し、バーなどで25日にかけて飲酒。翌朝、駐車場から練習場に向かう途中、大阪・茨木市内で追い越し車線を走行中に走行車線の車と接触したが、それを認識せず、吹田市内のクラブハウスに到着。普段と変わりなく練習をしていた。同社長は、アデミウソン本人は「少しぼうっとした感じがあり、がつんという衝撃はあった」と話したというが、接触には気がつかず、当て逃げではなかったと語っていることを明かした。

 練習後に警察から任意同行を求められて事情聴取を受け、基準値を超えるアルコールが検出された。クラブは、25日午前8時前までの行動について、捜査中として詳細は明かさなかったが、同日、本人に確認して謹慎処分に。捜査終了後に改めて処分を決める。

 Jリーグでは不祥事が相次いでいる。19日に新潟の2選手が飲酒運転で契約解除され、20日には女性への暴行が報じられたJ1仙台の道渕諒平元選手が契約解除された。松波部長によれば、アデミウソンはこれまで飲酒トラブルはなかったというが、クラブは新潟の件を踏まえ、選手に注意喚起していた。飲酒後、運転して練習に直行する行為は悪質で、契約解除など厳しい処分は避けられない。

 かつてブラジルの年代別代表で10番を背負ったアデミウソンは、G大阪在籍5年目を迎えた今季、チームトップタイの6得点を挙げる活躍を見せていた。

 Jリーグ・村井満チェアマン「(度重なる不祥事は)コロナ禍で支えてくださるファン・サポーターやパートナー各社、社会全体の信頼を裏切る行為であり、断じて許されない。地域に迷惑をかける存在だとしたら、われわれは存在意義を失う。一人一人の意識向上に向けて尽力する」

 ◆最近のJクラブの不祥事

 ▼新潟 9月16日深夜、FWファビオの酒気帯び運転が発覚。捜査が終了した10月15日、クラブが公表。同乗していたFWペドロ・マンジーも併せて契約解除となったが、ファビオは9月23日から10月14日までの計6試合に出場していた。

 ▼仙台 10月20日、MF道渕諒平が交際女性とトラブルを起こしたことが発覚。クラブは8月中旬に認識。警察に任意同行された9月上旬には同選手に減俸などの処分を下したが、同8日に復帰。同20日のF東京戦から7試合連続出場していた。

 ◆アデミウソンの経緯

 ▼24日 途中出場した柏戦で決勝ゴールを奪う活躍。午後8時にチーム解散後、知人宅で食事。その後、自家用車で大阪・ミナミへ出向き、車を付近の駐車場に止めてバー、クラブで飲酒。

▼25日午前8時前 駐車場に止めた車に戻り、大阪府吹田市内の練習場へ向け運転。

 ▼同8時35分 近畿自動車道(高速道路)で追い越し車線を走行中、左前部分が走行車線の自動車と接触。本人は接触を認識せず、9時前にクラブハウスに到着。

 ▼同10時 練習開始。

 ▼同11時30分 クラブハウスに大阪府警本部交通部高速道路交通警察隊から任意同行を求められる。

 ▼午後0時 約4時間の事情聴取。検査の結果、基準値を超えるアルコール検出。

 ▼午後5時 クラブに戻り事故の詳細等を小野社長らに報告。

 ◆アデミウソン 1994年1月9日、ブラジル出身。26歳。サンパウロの下部組織を経て、12年にトップチームに昇格。U―17、20、21のブラジル代表では背番号10。15年に横浜Mに移籍し、16年G大阪に加入。J1通算154試合42得点。176センチ、74キロ。

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