藤井聡太2冠がまさかのリーグ3連敗 永瀬拓矢王座に敗れて王将挑戦を逸し今期中の3冠は消滅「最後まで最善を」

熟考する藤井聡太2冠(代表撮影)
熟考する藤井聡太2冠(代表撮影)

 将棋の第70期王将戦挑戦者決定リーグ3回戦・藤井聡太2冠(18)=王位、棋聖=対永瀬拓矢王座(28)戦が26日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、164手で後手の永瀬王座が勝利した。

 永瀬王座は3勝0敗。豊島将之竜王(30)と並び、挑戦者争いで首位に立った。

 藤井2冠はまさかの3連敗。他の勝敗や順位の関係で、残り3局に全勝しても挑戦権獲得・プレーオフ進出の可能性はなくなった。同時に今期中の3冠獲得の可能性も消滅した。

 羽生善治九段(50)、豊島竜王、本局の永瀬王座のトップ3人が相手とはいえ、通算勝率8割3分超えの18歳としては、リーグ3連敗は異常事態といえる。残る3局は残留を目指す戦いになるが、頂点ではなく生き残りを懸ける戦いを強いられるのは2016年のデビュー以降、初めてのことになる。

 本局は後手の永瀬王座が3年ぶりの振り飛車の戦法「四間飛車」に構える意表の序盤戦に。以前は振り飛車党だった王座が用意した秘策に対し、藤井2冠は先手ながら主導権を握ることができず。終盤は勝負術を駆使し、ほぼ互角の形勢で揺れ動く戦いになったが、永瀬王座の粘り腰が最後にまさった。

 局後の取材では「(四間飛車は)予想はしていなかったです。途中から駒損になってバランスを崩してしまいました。チャンスが来た時もあったと思いますが、難しくて(最善手が)分からなかったです」と振り返った。3連敗については、自嘲の笑みを一瞬こぼして「最後まで最善を尽くしたいと思います」と述べた。目元を覆いながら言葉を発する場面もあるなど、悔しさをにじませた。

 藤井2冠と永瀬王座は日頃から練習将棋を重ねている研究パートナー。6月の棋聖戦挑戦者決定戦と王位戦挑戦者決定戦でも対戦したが、いずれも藤井2冠が勝利し、タイトル獲得につなげていた。永瀬王座が3局目にして対藤井戦初勝利を挙げ、先輩の貫禄を示す結果となった。

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