【東海】藤枝明誠逆転敗退 小林8回5安打3失点8奪三振 光岡監督「よく投げた」

キレのあるスライダーで8三振を奪うも失投に泣いた藤枝明誠・小林
キレのあるスライダーで8三振を奪うも失投に泣いた藤枝明誠・小林

◆高校野球 秋季東海大会第2日 ▽2回戦 岐阜第一3ー2藤枝明誠(25日、ダイムスタジアム伊勢ほか)

 2回戦が行われ、藤枝明誠(静岡1位)は岐阜第一(岐阜3位)に2―3で逆転負けした。24日には常葉大菊川(静岡2位)、加藤学園(静岡3位)も1回戦で姿を消しており、2年ぶりに県勢全チームが初戦敗退。来春センバツが絶望的となった明誠はエース・小林輝(2年)が6回に逆転の2点二塁打を献上。打線も8安打2得点10残塁と奮わず、左腕を援護できなかった。

 1球に泣いた。藤枝明誠1点リードの6回2死二、三塁。小林はカウント2―2からスライダーを選択したが「投げた瞬間ヤバいと思った」。失投を完璧に捉えられ、はじかれたように首をひねった。打球は左翼フェンスを直撃。2者が生還し逆転を許した。「自分は勝てるピッチャーじゃなかった。そこが一番悔しい」。試合後、力なく言った。

 序盤は危なげなかった。得意のスライダーを軸に組み立て、5回までは風に乗ってスタンドに届いたソロのみ。「いつもより真っすぐのキレも良かった」と決して調子は悪くなかった。8回5安打3失点8奪三振。光岡孝監督(42)も「よく投げた」とねぎらった。

 打線は初回に内野ゴロの間に先制し、3回には西岡泰真外野手(2年)の適時打で加点したがその後は沈黙した。2、4回は1死から送ったが1番・宮城佑弥(2年)が倒れ、4番の川瀬譲二主将(2年)も3回1死二塁で三ゴロに終わるなど4打数無安打。主砲は「(チームが)苦しい時に打てない4番は必要ない」と自分を責めた。

 指揮官は開口一番、「すいませんでした」と謝罪。「右打者に的確な指示ができなかった」と相手右腕のスライダーに翻弄されたことを敗因に挙げた。前日に常葉大菊川、加藤学園が相次いで敗退。「1位校として(生き残る)という気持ちは持っていたが…」と声を落とした。県勢の全チーム初戦敗退は直近10年で4度目。今回はいずれも1点差で涙をのんだ。

 小林は「(来年の)夏だけは譲れない。個人もチームも見つめ直す」と誓った。足りなかった“1点分の差”を埋める挑戦が始まる。

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