【杜の都駅伝】東北福祉大 東北代表出場枠死守 4年生笑顔つないだ 3区五十嵐「笑顔で渡そうと」4区須藤「つられて笑顔に」

第三中継所で、東北福祉大の五十嵐(左)から笑顔でタスキを受け取る須藤
第三中継所で、東北福祉大の五十嵐(左)から笑顔でタスキを受け取る須藤

報知新聞社後援 全日本大学女子駅伝対校選手権(25日、弘進ゴムアスリートパーク仙台―仙台市役所前市民広場=6区間38・1キロ)

 全国から集まった25校(オープン参加の石巻専大を含む)が出場。東北勢では東北福祉大が17位で、目標としていた過去最高順位(14位)更新を逃した。次回大会の東北代表出場枠(2)こそ死守したが、冠木雅守監督(39)はコロナ禍による“実戦経験”の不足を痛感。4年生が作り上げた基盤を生かし、結果を出せるチームを作っていく。

 思うような走りができず、目標達成とはならなかった。17位に終わった東北福祉大・冠木監督は「実力不足ですね。かなり予想外でした」。最終6区で順位を1つ上げ、次回大会の東北代表出場2枠を3年連続で死守も、「そこを目指しているわけではないので」と厳しい表情だった。

 新型コロナウイルスの影響で、今年度は大会の中止や不参加が続いた。それを補うために自分たちで競い合い、力をつけてきたはずだったが「全国での立ち位置や、評価する基準が全くなかった。比較ができていなかった」(冠木監督)。今大会が今季初レースだった選手がいるなど経験不足が響き、流れや勢いを作ることができなかった。今後は学校の判断を仰ぎながら、トラックレースなどに積極的に参加していく意向だ。

 苦しい状況で生まれたのは、4年生を中心とした団結力だ。思うような練習ができない中でも、3区を走った五十嵐徳子主将(4年)を中心に励まし合い、メンバーは誰一人欠けることがなかった。五十嵐主将は「走れない選手がサポートに回ってくれたり、みんながチームのために動いてくれた」と感謝。第3中継所では4区を走った須藤ひかる(4年)へ「笑顔で渡そうと思っていた」(五十嵐主将)、「(五十嵐に)つられて笑顔になりました」(須藤)と思いの通じあったタスキリレーを見せた。

 「(コロナ禍で)モチベーションが上がらないなか、よくここまで引き上げてくれた。彼女たちでしかできなかったし、いいチーム基盤作りはできた。あとは結果を出すだけ」と指揮官。五十嵐主将も「主将として、いいチームと胸を張って言える。でも結果がついてこないと意味がない」と力強く話した。足りないのは結果だけ。4年生が残してくれた団結力を武器に、来年こそ過去最高成績を残す。(有吉 広紀)

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