【ヤクルト】五十嵐亮太、ラス投こん身の143キロ「幸せな時間を頂いた」

引退セレモニーを終え、右翼フェンスによじ登ってファンに別れを告げた五十嵐(カメラ・竜田 卓)
引退セレモニーを終え、右翼フェンスによじ登ってファンに別れを告げた五十嵐(カメラ・竜田 卓)
引退セレモニーで高津監督(左)、石川(上)らと記念撮影する五十嵐
引退セレモニーで高津監督(左)、石川(上)らと記念撮影する五十嵐

◆JERAセ・リーグ ヤクルト1―5中日(25日・神宮)

 今季限りで現役引退を表明しているヤクルト・五十嵐亮太投手(41)がラスト登板。わずか1球でアウトを奪い、有終の美を飾った。

 1球に23年のすべてを込めた。五十嵐は半袖姿で神宮のラストマウンドへ。初球でシエラを三ゴロに打ち取ると、マウンドに歩み寄った高津監督らと笑顔で抱き合った。すべて救援の日米通算906登板は誇り。「幸せな時間を頂いた」。最速145キロでプロの扉をたたき、04年に当時日本最速タイの158キロをマーク。最後のこん身の143キロも速かった。

 「人の縁に恵まれ、ここまでやってくることができました」。千葉・敬愛学園高から97年ドラフト2位でヤクルト入り。恩師の小谷正勝2軍投手コーチと出会った。ヤンキースでイチロー氏や黒田博樹氏、ソフトバンクで王貞治会長らと縁が生まれ、自身の可能性を広げてくれた。「自分なりに考えて選択してきた道は悪くなかったんじゃないかな」と感謝は尽きない。

 小学4年で何となく野球を始め、北海道・留萌で過ごした少年時代は雪で投球練習。やめたいと思ったこともあるが、千葉、東京、ニューヨーク、トロント、福岡、最後は再び神宮と、30年以上、野球の道を走り続けた。

 「プロ野球の世界はこんな素晴らしいと実感できた」。記念球は惜しむことなくスタンドへ。セレモニーは7分超のマイクパフォーマンスに、フェンスによじ登るパフォーマンスなどやりたい放題。思い残すことなく、五十嵐劇場は大団円を迎えた。(田島 正登)

試合詳細
引退セレモニーを終え、右翼フェンスによじ登ってファンに別れを告げた五十嵐(カメラ・竜田 卓)
引退セレモニーで高津監督(左)、石川(上)らと記念撮影する五十嵐
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