「みちょぱ」のはとこ・池田向希、競歩5000メートル日本新V「自信持てた」

男子5000メートル競歩で日本新記録をマークした池田
男子5000メートル競歩で日本新記録をマークした池田

 陸上の順大競技会が25日、千葉・印西市のさくらキャンパス陸上競技場で行われ、男子5000メートル競歩に出場した東京五輪20キロ競歩代表の池田向希(東洋大4年)が18分20秒14の日本新記録で1位だった。2位の古賀友大(明大3年)と3位で同50キロ競歩代表の川野将虎(東洋大4年)も従来の日本記録を更新し、学生たちが一気に壁を破った。

 出るべくして出た記録に、池田は満足そうな表情を浮かべた。スタートから飛び出して一人でハイペースを刻み、「4000メートル過ぎから『このままなら行ける』と自信を持てた」。目標としていた19年ドーハ世界陸上20キロ金メダルの山西利和(24)=愛知製鋼=が9月にマークした18分34秒88の日本記録を14秒以上更新し、進化を証明した。

 磨いたスピードで世界に挑む。本職である20キロに対し、短い5000メートルでの日本記録は大きな意味を持つ。「トップスピードを高めることで、レースの余裕度につながります。ラスト勝負や勝負どころでのペースの切り替えが自分には必要でした」。酒井瑞穂コーチ(43)と相談し、速さを求めた計画を練って確実に消化。勢いではなく、裏付けがあっての大記録だった。

 先週には大学OBで東京五輪男子マラソン代表の服部勇馬(26)=トヨタ自動車=を特集するテレビ番組を見て「勇馬さんは『心で走る』と言っていた。自分も『心で歩く』選手になりたい。こういう状況の中で競技会を開催していただいているので、最高の成績を出したかった」。見えない鉄紺のタスキを受け取り、これからも歩む。(太田 涼)

 ◆池田 向希(いけだ・こうき)1998年5月3日、浜松市生まれ。22歳。浜松日体高で競歩を始め、3年時の全国高校総体5位。東洋大では入学当初マネジャーを兼務していた。18年5月の世界競歩チーム選手権金メダルで頭角を現し、19年ユニバーシアード優勝。今年3月の全日本20キロ能美大会優勝で東京五輪代表に内定した。人気モデルの「みちょぱ」こと、池田美優は父方のはとこ。168センチ、53キロ。

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