名城大、大会新記録で史上3校目のV4…3区・小林成美と5区・加世田梨花が区間新記録

4連覇のポーズでゴールする名城大の高松智美ムセンビ(カメラ・大好 敦)
4連覇のポーズでゴールする名城大の高松智美ムセンビ(カメラ・大好 敦)
笑顔を見せる名城大の選手たち
笑顔を見せる名城大の選手たち

◆報知新聞社後援 全日本大学女子駅伝 対校選手権(25日、弘進ゴムアスリートパーク仙台―仙台市役所前市民広場=6区間38・1キロ)

 名城大が2時間2分57秒の大会新記録で、史上3校目の4連覇となる5度目の優勝を飾った。名城大は2区でトップに立つと、3区の小林成美(2年)、5区の加世田梨花主将(4年)が区間新記録を塗り替えるなど、3人が区間賞、残る3人が区間2位と圧倒的な強さを披露。4年連続2位の大東大に2分51秒の大差をつけた。8位・松山大までが来年大会のシード権を獲得した。(晴れ、18度、湿度40%、南南東の風0・9メートル=スタート時)

 歓声のない杜(もり)の都で、名城大の強さが際立った。アンカー・高松智美ムセンビ(3年)は「名城大、4連覇目前です」というアナウンサーの声を耳にしてペースを上げた。新型コロナウイルス感染拡大防止による観戦自粛要請のため、観衆は例年より少なかったが、感謝の気持ちを込めて右手を突き上げて仲間の待つゴールを駆け抜けた。

 1994~97年の京産大、2011~15年の立命大に続く史上3校目の4連覇。2時間2分57秒はコースが一部変更となった昨年を1分37秒上回る好記録だ。米田勝朗監督(52)は「思い描いた通り。いい駅伝だった」と選手をたたえた。

 大会前から「最強」の呼び声が高く、特に強さを見せたのは3区・小林だ。2区でトップに立ったが、2位・立命大とは7秒差。「レース前『ポニーテールがかわいい』と地元の人に声をかけてもらい気分が乗った」とライバルを突き放し、21分37秒の区間新。その差を1分3秒に広げた。今春は国際大会もカナダへの短期留学も、コロナの影響で中止。涙にくれて目標も失いかけたが、米田監督に「駅伝は必ずある。頑張ろう」と言われて奮起。月間700キロを超える走り込みでエース級に成長した。

 小林の走りに触発されたのが加世田主将だ。春先は不調。7月に再開された記録会でも好調だった後輩を見て、「負けられない」と闘志を燃やした。夏は誰よりも練習をこなし、今月には1万メートルの自己記録を更新。勢いそのまま、この日は5区で29分14秒の区間新記録をたたき出した。来春からダイハツに進むエースは「最後に区間記録を残せて良かった」と胸を張った。

 小林、高松ら5人のメンバーは来年も残る。米田監督は「小林の代まで優勝すれば、過去最高の6連覇。最低でもそこまでは勝ちたい」と意気込む。互いに強さを感じ取って成長を続けた最強軍団の黄金時代は、まだまだ続きそうだ。(遠藤 洋之)

 ◆名城大 本部は名古屋市。1995年に部員2人で発足。全日本大学女子駅伝は99年に初出場してから22年連続出場で、2005年と17~20年の5度優勝。現在の部員は17人。米田勝朗監督。主なOGは青木和(積水化学)。

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