レイズが逆転サヨナラで制して2勝2敗のタイ。アロザレーナがPS新の9号含め3安打で貢献。筒香嘉智は9回代打で空三振

9回、敵失の間にレイズの一塁走者・アロザレーナがサヨナラのホームイン(ロイター)
9回、敵失の間にレイズの一塁走者・アロザレーナがサヨナラのホームイン(ロイター)

◆ワールドシリーズ第4戦 レイズ(ア・リーグ)8―7ドジャース(ナ・リーグ)=24日、テキサス州アーリントン=グローブライフ・フィールド=

 ワールドシリーズ第4戦はレイズが劇的なサヨナラ勝ちでドジャースを8―7で下し、シリーズを2勝2敗とした。一進一退の接戦は、レイズが6―7で迎えた九回2死一、二塁、途中出場のフィリップスの中前安打で同点に追いつき、相手守備の乱れを付いて、一塁走者・アロザレーナがサヨナラのホームイン。アロザーナは4回にポストシーズン新記録となる9号を放つなど3安打の大暴れだった。

 手に汗握る熱戦は9回2死一、二塁から大どんでん返しが待っていた。8回代走から途中出場のフィリップスが、ドジャースの抑えジャンセンから中前打し二塁走者生還で同点。中堅テーラーがファンブルしたのを見て、一塁走者のアロザレーナは三塁を蹴って本塁を目指したが、勢い余って三本間で転倒。挟まれるかと思われたが、外野からの返球を受けた一塁マンシーからの送球を捕手スミスがミットに当ててはじく間に一気に本塁に滑り込み、劇的過ぎるサヨナラ逆転勝利が完結した。何という幕切れ。一瞬の間に、歓喜と悲鳴と感動が入り混じり、レイズナインはフィールドを駆け巡って喜びを爆発させた。

 「感動で胸が一杯だ。野球って素晴らしい。リプレーを見直さないと、今、起きたことが信じられないよ。皆がバトンを繋いで僕に機会をくれたんだ。なんて恵まれているんだろう」

 手荒い祝福を受けたフィリップスは声を震わせた。

 8月末にロイヤルズから移籍。リーグ優勝決定シリーズでは登録枠を外れた。主に代走と守備固めを担い、ポストシーズンは2打席無安打。地区シリーズ第3戦の7日以来の打席で、安打はレギュラーシーズンの9月25日以来、約1か月ぶり。運命を託された土壇場で、控え外野手が一世一代の大仕事をしてみせた。

 4回にポストシーズンに9号を放ち、ボンズらを抜き去る最多本塁打新記録を樹立したアロザレーナも長打力だけに頼らずに、史上最多となる5度目の1試合3安打。出塁する姿勢を忘れずに9回2死一塁から粘って四球を選び、走者になって転倒してもボールから決して目を離さず、一瞬の隙を付いてサヨナラのホームを陥れた。

 野手は控え捕手を残して総動員。「登録選手枠を最大限に使うのが、レイズの野球。皆が自分の仕事を理解し、役目を果たしてくれた」とキャッシュ監督。計7人の継投で、第6戦先発候補スネルもブルペンで準備していた。

 サヨナラに至るまでの一進一退の攻防も含め、野球の醍醐味が凝縮された名勝負を制した。

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