【札幌】ペトロヴィッチ監督、外国人初J1通算200勝「これからも選手と戦っていく」

J1通算200勝に到達し、記念写真に納まる札幌の選手たち(同クラブ提供)
J1通算200勝に到達し、記念写真に納まる札幌の選手たち(同クラブ提供)

◆明治安田生命J1リーグ第24節 札幌3―0横浜C(24日・札幌ド)

 第24節、第28節の計6試合が行われ、札幌は今季最多タイの3得点で横浜Cに快勝。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(63)は史上3人目、外国人監督では初のJ1通算200勝を達成した。

 勝利を告げる笛が響くと、今季最多6256人が集った札幌ドームは祝福ムードに包まれた。ペトロヴィッチ監督のJ1通算200勝達成は、現在はタイ代表を率いる西野朗監督(65)、F東京・長谷川健太監督(55)に続き3人目、外国人初の快挙。記念Tシャツで選手と写真に納まり「達成はうれしいが、『札幌のサッカーは面白い』と思う人が増えたらそれが一番」とうなずいた。

 2006年広島での初采配から15季目となった。“ミシャ”の愛称を持つ指揮官がミーティングで繰り返すのは「ミスを恐れずアグレッシブに戦おう」の言葉。引いて守ってばかりでは面白くない。タイトルは16年浦和でのルヴァン杯だけだが、結果を求めながらこだわるのはエンターテインメント性。この日、選手が見せた前線からの惜しみない守備、得点後もゴールを目指し続ける姿勢は、その真骨頂だった。今季2度目2連勝と本拠3連勝をゴールラッシュで飾り、「試された一戦で選手が頑張った」と感謝した。

 ともに歩み続ける杉浦大輔通訳兼コーチ(46)は06年の来日時を「バックパス自体がタブーとされた日本で、GKを使ったビルドアップは驚かれた」と振り返った。11人全員でボールを動かして、相手ゴールに迫る。決してビッグクラブばかりでない中、ポリシーを貫いて積み重ねた200勝の価値は大きい。

 サッカーを日進月歩の医学に例える指揮官らしく、その挑戦が終わることはない。「就任時は守備的だった札幌も魅力的な試合が増えてきた。これからも選手とともに戦っていく」とミシャ。視線はもう、納得のいく201勝目に向いている。(川上 大志)

 ◆ミハイロ・ペトロヴィッチ 1957年10月18日、旧ユーゴスラビア・ロズニツァ生まれ。63歳。現役時代はMFとしてレッドスター(旧ユーゴ)などで活躍。同国代表で1試合出場。引退後はSグラーツ(オーストリア)などの監督を経て、2006年6月にJ1広島、12年から浦和の監督を務め、18年から札幌を指揮。主な成績は16年ルヴァン杯優勝、J1は14、16年の2位が最高。

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