日本一早い21年セ界予想…選手の年齢別起用数からドラフト戦略と来季以降を「読み解く」

セ各チームの年齢別打席数、投球回数
セ各チームの年齢別打席数、投球回数

 巨人は優勝マジックが1ケタになってから減るペースが鈍化したが、連覇のゴールテープはもう目の前だ。独走の巨人は来季以降もこの勢いを保てるのか? 成績ではなく、セ6球団で今季起用された選手の年齢ごとの、投手の投球回数、打者の打席数をまとめてみた。選手は年を重ねるため、主力が特定の年齢層に重なっていると一気に「世代交代」の波が訪れる。このような波があるのか、ヒートマップで可視化を試みた。(年齢は今年12月31日時点)

 (1)打者編

 今も激しい打撃タイトル争いをしている24歳の巨人・岡本、26歳の阪神・大山、20歳のヤクルト・村上の活躍が起用数という数字に表れた。この3球団は若手の起用数が多く、今後もしばらく打線の軸として活躍してくれるのは大きい。

 その中でも注目は阪神だ。10―20代の打者の起用数が、他球団と比べて飛び抜けて多い。巨人と中日は27―29歳の薄さを、今後どれくらいカバーしていくかに注目したい。特に巨人はこの層がファームで多く起用されている。昇格即結果が求められそうだ。

 一方で、ここ数年のセを引っ張ってきた広島とDeNAは、30―32歳の打席数が飛び抜けて多いのが気になる。主力選手を脅かす若手の登場と起用が、今後数年のフロントと現場に求められていくだろう。

 (2)投手編

 中日がバランスのいい起用をしている。各年代での投球回数がほぼ同じ。特に若い18―23歳、24―26歳にチャンスが与えられて、2位をキープしている。あとはFA権を取得している大野雄の動向は気になるところだ。

 ヤクルトはベテラン頼みの傾向が強い。10―20代と30代以上のに分けた投球回数では、他球団より100イニング近くも30代が多く投げている。18―23歳はかなりのチャンスが与えられているだけに、中堅投手の活躍が期待される。

 (3)ファーム編

 未来を担う選手たちにファームでどれくらいのチャンスが与えられているか? 打者では広島と中日は26歳までの選手が他球団に比べて非常に多くの打席に立っている。巨人では1軍で打席数の少ない27―29歳の選手も多く起用されている。1軍定着への奮起に期待したい。

  • セ各チームの2軍(イースタン、ウエスタン)での年齢別打席数、投球回数

    セ各チームの2軍(イースタン、ウエスタン)での年齢別打席数、投球回数

 阪神は23歳までの選手の打席数が少なく、27歳以上の選手の起用も多い。投手も同様に23歳までの投球回数が少ない傾向にある。今ドラフトでは高卒選手がどれくらい指名されるかも、見所のひとつとなりそうだ。

 (4)今後どうなる

 1軍選手の年齢分布を見ると、今後数年は投打のバランスがとれた巨人優位を中心に、若手が力を付けつつある中日、阪神がライバルとなりそうだ。中日は打撃陣の若返り、阪神は若手投手の伸びがめざましいと、巨人を脅かす存在となりそう。ヤクルトは村上に続く若手の伸びに期待したい。現在は最下位だが、シーズン序盤は巨人に代わって首位に立ったこともあった。底上げできれば、台風の目となりそうだ。

 広島は3連覇を達成した世代、DeNAも中畑体制からラミレス体制にかけて伸びてきた選手がベテランの域に入っていく。ファームでは若手を鍛えているが、引き続き世代交代に向けた戦略も26日のドラフト会議で注目したい。

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 連覇へカウントダウンに突入したジャイアンツ。スポーツ報知デジタル編集部員が、今季の巨人への思いをリレー形式でつづります。=随時掲載=

セ各チームの年齢別打席数、投球回数
セ各チームの2軍(イースタン、ウエスタン)での年齢別打席数、投球回数
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